5月22日(金)

<緊急事態宣言解除>

近畿の緊急事態宣言が昨日で解除されました。また、明日から経済が回りだします。問題はどうやって回すかですね。関東は25日にも判断して解除されるかどうかが決まることになります。そして、学校も回りだします。登校日だったものが、授業日になります。2か月という時間が過ぎました。時間は取り戻すことはできません。ですから、後ろを向かずに前を向いて取組んでいくことが必要ですし、決してこの期間のことを忘れてはいけないと思います。経験を明日からの生活の糧にしていくことこそ、重要なことではないでしょうか。どんな経験でも、後になって振り返ると、何かの重大な局面で役に立つことがあります。そして、このピンチをチャンスに変えられる生き方をしていきましょう。

さて、今日は<物理>です。前回の質問は

①等加速度直線運動で、速度Vと時間Tをグラフにしたらどうなりますか

②自由落下の運動について、最初の速度はいくらになるだろうか。そして、自由落下という名前の由来はなんだろうか

という二つでした。

まず①ですが、関係を考えると、速度は時間とともに一定の割合で増えるんですよね。ということは、直線であることが分かります。では、傾きはありますか。一定の割合で速度が増え続けるのですから、当然傾きはありますね。そうです、等加速度直線運動の場合、VとTのグラフはある程度傾きを持った直線になります。そして、この傾きこそが加速度を示しています。②です。自由落下はあるち度の高さで物体をもっていて、手を離したら始まる運動なのですから、当然最初は動いていませんよね。そのため、最初の速度は0ですね。地球の場合は、重力がありますから、この重力によって、落ちる物体は時間とともに早くなっていきます。このとき、重力は物体の速度を1秒間に9.8m/sずつ速くします。この割合が加速度なのですから、自由落下の場合加速度は9.8となります。では、何故自由落下っていうのでしょうね。自由は読んだ通りです。勝手に・・・って意味がありますね。そうです。もう分かりましたね。物が勝手に地球の中心に向かって落ちて行くのです。ですから。自由落下ですよね。この動きにバリエーションをつけると、いろいろな運動になります。例えば、持っているものを下向きに投げつける場合、横に投げる場合(野球の投手はこんなかんじ)、上向きに投げ上げる場合もあります。(これはやり投げや、野球で外野手がボールを投げるときに多いですね)それぞれで運動に名前が付けられているのです。では、次の場合の名前をつけてみましょう。これが質問です。

①ボールを増したに向かって投げる運動

②ボールを真上に投げ上げる運動

③真横にボールを投げる運動

④斜め上にボールを投げる運動

状態を見て、勝手に名前をつけてあげてください。実は、全ての運動んは重力が働きますので、運動の状態で速度が一定の割合で変化するのです。

このように物体には日常でいろいろな力が働きます。この力を上手に利用して、生活の中に生かしているのです。使う道具としては、例えば「バネ」なんかも、その一例です。その意味では、ものづくりって面白いんです。蛇足になりますが、今モノづくりの世界では、後継者不足で困っています。車づくりでも、車のへこみ一つでも、職人が手で触るとわかったものだと聞きます。その技、何とか後世に残してほしいと思います。どんな社会でもそうですが、後継者探しって難しいですね。話がそれましたが、「バネ」に関しての質問です。この「バネ」を利用した日常のものを探してください。これが二つ目の質問です。ちょっと考えると、いろいろ出てくると思いますよ。

最近は本当に陽が長くなりました。しかし、朝と晩の気温は、まだ少し肌寒い日もあります。かと言えば、日中は25度を超え、汗ばんでしまいます。この時期が一番熱中症になりやすいですから、気を付けられるところは気をつけてください。例えば、こまめに水分を摂取することもそうです。この時にはあわせてミネラルもとりたいですね。気温を調節できるように衣服を考えることも一つです。常時、水分補給できるものを持ち歩くこともできます。そして、熱中症は屋内でもかかります。環境をしっかりと考えて予防していきましょう。