7月2日(木)

<対岸の火事>

大阪でもいにわかに新型コロナウイルスの感染者が増えつつあります。少し以前は1桁で推移していたのですが、2桁に感染者の数が乗りました。中には、報道にあった通り、支援学校でも感染者が出ています。再度確認したいのは、いつ、だれが、どこで感染するかわからない状態に変わりはない、ということです。

ですから、今増えている感染者を「対岸の火事」と思わずに、私事として捉えて欲しいのです。支援学校は3日までの休業が決まりました。どこの学校でも同じですが、感染者が出ると拡大防止策として休業措置が取られます。そして、保健所により、感染源や濃厚接触者の特定に入ります。そのための備えをしっかりとしてください。

最近見ていると、どうしても意識が低くなりがちです。これは、どんな場面でもそうだと思います。学校や職場、飲食店、公共の施設・・・では、今私たちにできることは何かというと、同様の事態が本校で発生したと仮定して行動することです。では、何ですか

①学習が止まる可能性があるので、授業をしっかりと大切にする

②来るべきオンライン授業に向けて、ログインの仕方や課題確認方法を最後確認しておく

③体調不良の際には、休む勇気を持つこと

④マスク着用やソーシャルディスタンスを再度確認すること

⑤授業中の課題に関しては、間違いなく提出をすること

こんなことではないですか。1学期の考査は、あと2週間先にやってきます。その時に感染者が出たとしたら、考査も受けられない可能性もあります。じゃあ、成績はどうしますか・・・授業中の観点別評価や提出された課題等を参考にするしかないですよね。その時に焦らないように、まずは目の前にある自らの課題をしっかりと発見し、なすべきことに一つずつしっかりと取組んでいきましょう。

まさに「備えあれば憂いなし」です。だいぶ昔の話ですが、大学受験をした際に、受験の前日に最後まで粘って数学の問題を解いていました。そうしたら、当日の入試で類似問題が出たことを思い出しました。やっていて無駄になることなど一つもありません。それらすべては、自らの経験となり、その後の人生に大きく影響することもあるのです。そして、中には自分自身では気づいていなくて、日常の生活で活用されていることもあるんですよ。

ですから、日常で起こる全てのことに対して、貪欲でいてください。