9月1日(火)

<防災の日>

本日は防災の日です。この日は1960年に制定され、「台風・高潮・津波・地震等の災害に対する認識を深め、対処する心構えを準備する」ためのものです。今まさに台風9号が沖縄に接近し、沖縄の人たちは襲来に備えています。そして、9月1日は昨日も記載しましたが、1923年に関東大震災が発生し、10万人以上の人の尊い命が奪われて日でもあります。それゆえ、自然の恐ろしさを認識するとともに、万一に備えて意識を深くする日でもあるのです。皆さんの心構えはどうですか。

関東大震災は1923年9月1日、11時58分頃に発生した地震で10万5000人余りの人が命を落とした震災です。その中でも木造家屋が多かったため、火災により命を落とした人も多かったようです。また、震災後には、混乱に乗じて朝鮮人による凶悪犯罪や暴動がおこるという噂が流れ、多くの朝鮮人も犠牲になりました。まさに、差別・偏見により尊い命が奪われたことになります。人は、噂を事実のように受け止め、その人を断罪しようとします。しかし、噂には何の根拠もないのです。このことは、理解してください。ですから、周囲に流されず、常に何が真実かを見定める正しい眼が必要なのです。特にネット社会になり、多くの誤ったことが掲載され、あたかも事実のように扱われます。その言葉に踊らされないようにしたいものですね。

また、今週は防災週間です。8月30日から9月5日までをさしますが、大阪でも9月4日に880万人訓練を実施し、防災に対する心構えを醸成しようとしていますね。本校でも、9月4日に防災訓練Ⅱを実施します。形だけではなく、スマホのアラームが鳴った時に、その意味を理解するようにしてください。防災に関して、最低限おさえて欲しいことは・・・

①慌てず、冷静に行動すること

②家族との連絡ができる方法や、集まる場所を明確にしておくこと

③二次災害が発生するリスクをしっかりと考え行動すること

④訓練時には、常に災害を意識して行動し、ふざけて行わないこと

⑤常に状況を把握し、正しい避難経路をたどること

などなど、いろいろと考えることがあります。今一度、自宅で災害に遭った場合や外出先で災害にあった場合などを想定して、まずは命を守る行動がとれるようにしてください。もちろん、自分も周りにいる仲間も・・・です。