10月14日(水)

<無欲>

昨日、近畿の高校野球大会の組み合わせ抽選会がありました。皆さんもご存じの通り、26年ぶりに公立高校が近畿大会の舞台に立ちます。26年前は市岡高校が近畿大会に出場し、ベスト8に進出しました。このときには、全国選抜大会にも出場し、1回戦で敗退したものの、その財産は大きかったようです。翌年の秋季大会では大阪府予選で優勝を果たすことになります。それも、PL学園や大阪桐蔭に勝利してのものだったようです。

さて、今年は山田高校が近畿大会に出場しました。履正社を3位決定戦で破っての出場です。近畿大会での対戦は龍谷大平安高校です。京都の1位校であり、野球で言えば名門です。どのような戦いを見せてくれるでしょうか。限られたれ練習時間の中で自分たちで考え行動して作り上げたチーム、今後に期待ですね。何でもそうですが、自らに限界を作ってしまうか、それとも限界をものともせずに、高みをめざして取組み続けるか、ちょっとした違いなのですが、そこで大きな差が生じる場合があります。どうせなら、可能性を信じ歩み続けたいですよね。

今皆さんの中で最も興味・関心を抱いていることは何でしょう。

何かに興味や関心を抱くことは、才能を開花させる礎になります。興味がなければ何も始めることはないですし、関心がなかったら徹底的に調べたりしませんよね。ですから、いろいろなことに挑戦してみることは重要なことなのです。10に挑戦して興味や関心がわかなくても、100に挑戦したら1つは興味を持てるものがあった・・・ということもあり得ますよね。才能を見出す元は、取組むことに他なりません。自分でも気づいていない意外な才能が眠っているかも知れませんよ。手先の器用さだったり、思考力の柔軟性だったり、これから先は、どんな変革が待っていて、何が流行するかも分かりません。未知の時代へ突入するからこそ、変化に気付き、柔軟に対応できる力を身に着けていきたいものですね。

しかし、温故知新・・・古き中にもたくさんの素晴らしい伝統があります。良き伝統を守りつつ新しいものをいかに取り込んでいくことができるか、ここが次代の鍵を握るかもしれませんね。