10月22日(木)

<厳しい>

現実はかくも厳しいものか・・そう思います。今年は、コロナ禍の中での就職試験や入試となっていて、例年よりも遅く始まっています。そして、就職が今続々と試験に向かっているところですが、今年は厳しいです。飲食店が特に多くなっているようですが、倒産の数が過去最悪の数になっているとのことです。やはり、需要と供給のバランスで市場は成り立っていますので、需要が少なくなると、当然市場は成立しなくなります。そんな現実に就職戦線も影響を受けているのは確かですね。

新規求人を絞り込んだり、内定取り消しとなったり、過去にもありましたが、本来高校生が応募するところに専門学校や短大、大学生が応募して高校生が太刀打ちできなかったり・・・それでも最終的には就職内定をめざさなければなりませんので、やるべきことは決まっています。前を向いて万全の準備をすること。最後まで諦めずに挑戦し続けること、これが重要なことではないでしょうか。皆さんはどう感じますか。

また、推薦入試などもこれから始まっていきます。傾向としては、文章を書くことで自分をアピールすることが必要になります。しっかりと道筋をつけて、論理的に文章を纏める必要がありますので、やはり練習が必要です。思っていることを思っている順番に書くのではない、ということを理解しながら取組んでいくことが必要になりますね。論文だと、「起承転結」「序論・本論・結論」という構成があるのですが、同じように考えるといいですね。進学をすると必ずレポートを書く機会が出てきます。このときに、書き方をマスターしていればスムーズに学びを進めることができます。

3年生の皆さんにとっては、目の前の試験等が終了すればひと段落なのかもしれません。しかし、その先に続くことに対しての準備は絶対に必要ですし、合格後にできることは、まさに準備なのです。一般的に考えて、大学等の場合は指定校推薦後には、入学まで多くの日があります。しかし、一般試験で合格する人は、ギリギリまで勉強して入学します。この数か月の差が入学後に大きな差になる可能性があります。指定校等で合格した人は、入学までの間にゆっくりと基礎を学び直し、入学後に一般入試で合格した人たちと差がでないように取組んでいく必要があるというわけです。ここも理解をしてください。「燃え尽き症候群」ではないですが、安心するのは一瞬にして、すぐに先を見つめられるようになっていきたいですね。