12月21日(月)

<冬至>

冬至と言えば、1年間で一番昼の時間が短い日ですね。ここから昼が長くなって春に向かうのですが、気候を見ると、日本の冬は本格的に始まる時期でもあります。

この時期に風物詩のようになっているのが、柚子とかぼちゃですね。柚子は「柚子湯」に入ることでこの時期に出回るのですが、厄払いの意味を込めて柚子湯に入ります。柚子は香も強いため厄払いの為の禊として身を清めるために入ったようです。また、柚子=融通だったり、冬至=湯治だったり、いろいろな要素が組み合わさって今に至っています。

かぼちゃも厄払いの意味があります。かぼちゃは栄養豊富で長期の保存ができますよね。そのため、食べものの少ない冬場には栄養補給の意味も含まれていました。皆さんはどうか分かりませんが、よくかぼちゃのお汁粉を食べたものです。小豆の色は、太陽を意味して、魔よけの意味も含まれますので、冬の寒さをしのいで、いい年を迎えようということでしょうね。

干支という概念で考えると、干支が切り替わるのも、この冬至です。色々な意味が含まれていて、何か勉強になります。

さて、関越道の大雪もひと段落しました。この冬、まだ大雪があるかもしれませんが、こういう時こそ、人の優しさって分かりますよね。ちょっとしたことですが、積み荷の食べ物を分けてくれる業者や、ちょっとした声掛けをしてくれる人・・・生活している中にある、何かしらの気づき・・・これって意外と大事です。例えば、「あ~これっていつもきれいに並んでいるなぁ~」なんてことありますよね。実は「誰かがやっている」のです。そして、いつか「何か前までと様子が変わったなぁ~」と思える時がくるかもしれません。その時には、人が変わったか、何かしらの都合で、その人ができなくなった時です。その次ですよね。誰が気づいて、それを引き継いでいくのか。そうなっていきたいですね。

世の中は少しずつでも確実に変わっていきます。よく「昔はよかった」と言いますが、昔と比較しても仕方ないのです。人の考え方は変わっていきますし、生きている人の生活様式も変わっていきます。文句を言っても仕方がありません。その時にあわせた生活をしていくしかないのです。

悔しいですが、思っていることを実現できないことはたくさんあります。期待している人がいて、ずっと待っているケースもあります。時間がかかっても、常に前向きに待っているケースもあります。いずれはしびれを切らしてしまうのですが、本当に何かをするのって難しいです。何故か・・100人いると100人とも考え方が違うからです。全員のいうことは聞けないのが現実です。それでも時は過ぎて行きます。無常ですね。

さぁ、冬休みの前の最後の週です。最後まで気を抜かずに生活していきましょう。