12月25日(金)

<終業式>

本日は本来、2学期の終業式です。しかし、現在臨時休業中ですので、実施することが叶いません。今年は、本当に皆さんの目の前で話をする機会が少なかったです。放送ではお話をさせて頂きましたが。やはり顔を見るのと、見ないのとでは大きな違いがあります。全校で集まって、皆さんの顔を見てお話をすると、一生懸命聴いてくれている姿があって、「あ~、いろいろなことがあるにせよ、皆さんは元気に今を受け止めようとしているんだなぁ~」と思えたものです。

私がお話をする内容って、そんなに深い話はしないですよね。私は皆さんよりも少しだけ早く生まれて、この職業について、皆さんにお話をする機会を与えてもらっている。で、少しだけ生きている期間が長いので、少しだけその経験をお話をしたり、お願いをしたり・・・そんな時間をもらっています。

今日も、何を話そうかなぁ~と思っていたのですが、やはりまずは、コロナ禍の中で精一杯できることに取組み、何とか今日までこれたことに感謝です。

大阪府下で見ると、実に80校近い学校で感染者が出ています。今、どこで感染者が出もおかしくない中で、自分なりに感染対策をして、乗り切ってきている。この先何があるか分かりませんが、生きる力を身に着けている証拠です。確かにいいことはないかもしれません。マスクをすると息苦しかったり、ついつい手指消毒を忘れたり、それだけでいろいろと言ってくる過敏な人がいたり、生活が制限されたり、しかし、それで生きる力を身に着けることができたとしたら・・・生活の中で学びができたとしたら、マイナスをプラスに変えて行くことができるはずです。

全ての生活の中に生きる知恵を身に着けるチャンスがあります。ピンチは逆に最大のチャンスでもある、というのはこのことに合致するのではないでしょうか。これが今日いいたかった一つです。

そして、もう一つは全国ではコロナ禍の中で頑張っている高校生がたくさんいるってことです。できることは違っても、自分に向き合ってできることをしっかりとやり抜くこと、これが今求められていることです。例えば、いろいろなスポーツが制限されています。高校生もその犠牲になっていますが、それでもバスケットやスキー、ラグビーは全国大会をしています。観客はいなくても、自分の力を精一杯発揮しようとしている人たちがいます。そして、感謝する気持ちを持って大会に挑んでいます。皆さんも、この冬、皆さんにしかできない何かをやってみてください。やることに大小はありません。そして、やりきった感を得てください。これが二つめです。そして、もしチャンスがあったら、全国で競い合っている高校生を応援してやってください。お願いします。

明日から冬休みです。成績等は郵送いたしますが、年末年始はある程度制限された中で生活することになりますが、事故や事件に巻き込まれることなく、1月7日の始業式を迎えたいですね。最後は、このような形になりましたが、皆さんの元気な姿が1月7日に見られることを期待しています。

健康に留意して、もちろん感染対策もして冬休みを過ごしてください。