1月18日(月)

<26年>

昨日の話になりますが、阪神淡路大震災から26年が経過しました。当時高校生だった人たちは、今社会人として活躍されている年齢でしょう。もう26年も経ったのか、というのが印象です。コロナ禍であるけれども、当然、記憶は残さないといけないですし、記録ものこしていかないとダメだと思います。今生きている私たちにできることは、同じ災害が発生した際に、尊い命を守ることができるのか、ということです。

高速道路が倒壊し、多くの家屋も倒壊しました。明け方で冬であったこともあり、暖房器具による火災、準備ができていない中での家具の転倒など、備えておけば防げた事故もあったはずです。だからこそ、教訓として語り継ぐべきですよね。私は目の前で見たわけではありません。しかし、時間とともに被災状況が明らかになり、稀に見る大震災であることは容易に理解できました。当時も、その前後で大きな地震が日本中で発生していましたし、この京阪神は地震は起きない・・・とされていた地域でしたので油断もあったのかもしれません。

歴史を紐解くと、この京阪神でも50年に一度は大きな地震が発生していることもわかってきました。活断層の様子もわかってきました。災害と付き合い続けなければならなた日本では、多くの経験を語り継ぐことで安全を守ることができるようになります。

先人の知恵を引継ぎ、歴史を風化させることなく、今後も引き継いでいく責任が生かされている私たちにはあるのではないでしょうか。大震災を知らない人が増えてきた現代。経験をしていなくても、若い人たちは語り継ごうとしてくれています。大阪でも北部を震源とする地震が発生してから、何年も経過していません。本校にも調査のため地震計が設置されましたが、今何ができるのかを真剣に考えて行こうではありませんか。

話しは変わりますが、今週は授業公開週間です。時間があったら教室に寄らせてもらおうと思っています。皆さんがラストスパートに入った真剣な表情を見せてください。よろしくお願いします。