1月20日(水)

<大寒>

今日は大寒です。日本の季節の指標には24あるのですが、これを二十四節気と言っています。この24番目が本日の大寒にあたります。そして、1年のうちで最も寒い日である指標なので、「だいかん」と呼ばれるのです。確かに今日は寒いですね。ここを過ぎると当然暖かくなっていくはずなのですが、そうもいかないのが天気です。特に今年は、温いと思ったら突然寒くなり・・・を繰り返していますし、この週末も雨で暖かくなりそうですが、その後はどうなるか分かりません。注意しましょう。

また、大寒と言えば、草花も出てくる頃になります。季節的に言えば、春になりますので、その象徴が「蕗の薹」です。雪の下から蕗の薹が出てきたら・・・あ~春が来たな~と思えてきます。皆さんにはそんな瞬間がありますか?

そして、もう一つは卵です。大寒に産んだ卵を食べると1年間健康で過ごせると言いますよね。今でこそ鶏は毎日卵を産みますし、私たちも何不自由なく卵を買うことができます。しかし、かつては冬場は鶏が卵を産むことが極端に少なくなる季節だったそうです。そのため、鶏が卵を産み出す時期が、この大寒の時期とされ、寒いからこそ、鶏は飲む水の量を減らし飼料をたくさん食べる様になるため、特に大寒の卵は栄養価が高く最もおいしい卵になったそうです。その名残でもあり、今でも縁起物として、この日に産んだ卵を食べるといいとされています。だいたい、卵に産んだ日が記載してあるものですから、今年は縁起を担いでみてもいいかもしれませんね。

天気のことを言うと、大寒を過ぎたころから天気は周期的に変わり、一雨ごとに春を感じるようになります。これは周期的に日本に低気圧と高気圧が交互に来るようになるからです。天気的には「三寒四温」と言うのですが、読んで字の通りです。1週間の中で寒い日が3日、暖かい日が4日・・・これが繰り返すので、こう呼ばれています。そして、人々は別れの季節を迎えるとともに、新しい出会いの中で新生活を始めるわけです。

どうですか?日本っていろいろなことに縁起を担ぎますよね。でも、信じる者は救われるではないですが、時には縁起を担いでみるのもいいか知れませんよ。