1月26日(火)

<オーストラリアから・・・>

先日、オーストラリアから手紙が届きました。以前から親交のある方からだったのですが、オーストラリアも依然として厳戒態勢になっているようです。日本では、風邪をひいいた際にはマスクを着用することは当たり前になっていましたし、違和感はなかったですよね。しかし、諸外国は少し違ってマスクをすることっていうのは、違和感があるようです。新型コロナウイルス感染症が流行し始めた際にも、そうだったようで、当初は着用に反対していたようです。しかし、今となってはマスク着用は当たり前のようです。

こうやって、新しい文化が作られて行くのだな、と感じる瞬間があります。本当は、昨年もオーストラリアから本校に高校生を迎えるはずだったのですが、今は日本もオーストラリアも出入国制限中ですので、なかなか交流は難しいですよね。そのために、一つの手段としてリモートがあるのです。やり方次第では、いろいろな可能性が秘められていますので、研究しないといけないですね。

いずれ落ち着いたら交流もできるようになるでしょうし、その時に期待しましょう。

以前、スペイン風邪が流行した際にも、今と同じような対策がとられていたようです。当時は、今以上に徹底的に外出制限をすることで、流行をおさえていたと言います。流行の動きを見ると、第一波ではさほどの影響はなかったようです。第二波以降でウイルスが変異し、多くの死者を出し、ヨーロッパでは人口の1/3が亡くなりました。今新型コロナウイルスも変異していると言われていますので、東京でも600人台に少なくなっていますが、次の変異株の流行に気をつける必要がありそうです。

何か感染者の数だけが注目されがちですが、もっと重要なのは、実は重症患者で入院している人の数や、入院待ちで結局は急変して亡くなってしまった人の数ではないでしょうか。一概に数が少なくなったから、すぐに緊急事態宣言を解除しましょう・・・と行くのでしょうか。少し疑問が残ります。いかに感染した人がすぐに治療を受けられるようになるか、そしてそれ以外の病に罹患した際に、通常通りに通院することができるか、ここが鍵ですよね。一喜一憂しないで、冷静に見守っていきましょう。大切にするのは「油断しないこと」です。

今、中学校訪問等をしている最中ですが、中学3年生も受験を控え大変そうです。従来のように高校のオープンスクール等に行く機会が少なく、校風などを理解できないまま受験に至るケースもあるようです。噂と実際は違いますし、人それぞれで価値観が違いますので、やはり目で見て、耳に聴いて、理解して受験に至って欲しいですね。私立高校の出願が落ち着いてきたところで、受験も目の前、ですし、今できる精一杯の取組みをして、高校への道を開いて欲しいですね。