2月10日(水)

<建国記念の日>

明日は建国記念の日です。祝日は皆さんもご存じの通りたくさんありますよね。では、何故祝日になったのでしょうか。明日の建国記念の日を考えても、文字だけで判断すると「日本ができた日」となりますが、果たして本当にそうなんでしょうか。

2月11日が祝日となったのは、1966年のことです。ということは、既に日本という国はありますよね。ですから、日本ができたことを祝う祝日ではないのです。では、由来は何なんでしょうか。古くに戻ると神武天皇まで遡ります。明治時代になって初代天皇とされる神武天皇が即位した初日を日本の紀元が始まる初日としたのです。この日のことを「紀元節」といいます。節の意味は以前も記載しましたので、いいですよね。これをきっかけに日本の神社の多くでは、紀元節祭が行われ、国民の間でも「建国祭」が行われていました。

これが第二次世界大戦を境に、GHQのもと、認めると天皇を中心に再度日本が団結をしてアメリカの脅威になると考えられ、廃止されたのです。そして、時を経てテレビ局が国民に対してアンケート調査を行うと、80%以上の人が建国を記念する日を望んでいるという結果になり、1966年に建国する日について提案承認され、1967年より祝日とされたのです。

色々と調べてみると新しい発見がありますね。ちなみに神武天皇についても歴史学上では神話の中の天皇であり、実在の人物ではないとされていますよね。皆さんも興味持ったことをいろいろ調べてみてはいかがでしょうか。

明日は束の間の休日です。天気もよさそうです。緊急事態宣言は関西では解除されそうもありませんが、これから迎える考査に向けて、一呼吸・・・気持ちの整理をして、残る2週間を精一杯駆け抜けていきましょう。