2月15日(月)

<地震>

土曜日に東北で大きな地震がありました。東日本大震災から10年という歳月を経て、震度6強の地震が福島県で観測されました。大阪でも揺れを感じましたが、10年前と比較すると、少し揺れは小さかったかな、という印象でした。何か、大きな地震があったことを忘れてはいけない、という教訓を私たちに示すような地震でした。大阪での地震もそうですが、時が経てば、多くのことを忘れてしまいがちです。特に昨年から今年にかけては、新型コロナウイルス感染症一色でしたので、余計に自然災害に目がいかない状況になっていたのかもしれません。

常に後世のために、教訓を残し続けなければ、同じことを繰り返してしまいます。それだけは避けたいものです。

また、週末はオリンピック関係でも一波乱ありました。本当に実施できるかは別として、実施する方向で動いている中での、トップの発言で世界を巻き込んでの事態になりました。ボランティアも1000人近い人が辞退を・・・それぞれの考え方があっての辞退でしょうが、オリンピック憲章を考えると、

「人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てること」

とその目的が記されています。また、国際オリンピック委員会は1894年6月に設立され、その後1896年にアテネで最初のオリンピックが開催されることになります。俗にいう、アマチュアスポーツの祭典です。ここでも言われている通り、人間の尊厳の保持と平和な社会を作ることが大きな目標です。その手段なんですよね。ここを原点として考えるとしたら、皆さんはどういう位置づけをしますか。私たちは報道等で、選手の活躍を目にすることになりますが、その背景には、高い志があることを知っておきたいですね。

最近はドーピング問題等、何か異なる方向で競技力を向上し、勝つことが目標になっているような気がしますが、やはりそこは少し違いますね。

勝つと言えば、今、第72回近畿ラグビーフットボール大会が実施されています。大阪からは4校が出場し、近畿2府4県から16チームが集って切磋琢磨しています。今ベスト4が決定し、大阪からの出場校は3校が残っています。ただ、新型コロナウイルス感染症の関係で無観客で行われています。活躍の場をどう保障するのか、難しいところですが、周囲の人たちが無観客の意味をしっかりと理解し、まずは切磋琢磨する機会を十分に保障するという観点で見守って欲しいですね。

春はどこも新チームになり、探り合いがあります。加えて、試合勘のない中で競い合うのですから、怪我には注意して欲しいと思います。好結果を期待しましょう。

さて、1・2年生は考査の始まる週になりました。この後は入試が始まりますので、特別選抜をする学校は準備で大変な状況だと思います。皆さんは、違う意味でしっかりと準備をしてください。