2月25日(木)

<卒業制作展>

さて、昨日で学年末考査が全て終了しました。次にまっているのは、3年生の卒業式です。明日には会場設営を行い、3月1日に予行、そして3月2日に卒業証書授与式を実施します。

このことに先立って、島本駅のコンコースで「卒業制作展」を行っています。皆さんも目にすることがあると思いますが、いろいろな思いを込めて制作していると思うのですが、色使いが面白いですね。何か、あそこに作品があると落ち着くというか、安心感があります。町の人たちも足を止めてみて頂いている光景を目にすることがありますが、ありがたい限りです。少しでも誰かに見てもらえることで、作品たちにも命が吹き込まれるものです。しばらくの間は展示をしていますので、少し足を止めてみてください。

さて、先に「卒業証書授与式」と記載しました。一般的には、「卒業式」と呼ぶのでしょうが、あえてこんな書き方をしました。何故か・・・主役は、やはり卒業生なんです。卒業生が、高校の課程を全て終えた証拠として、卒業証書を受け取る、学校では「儀式的行事」と位置付けています。始業式や終業式、入学式などがありますが、入学式と同じように、ある意味「区切り」となる式典です。

式典ですので、厳かな雰囲気で行うことがやはり望ましいです。高校では、このような式典を通して、社会人になった時に、いろいろな式典に参列する際の学びをしているのです。例えば、入社式や成人式なども式典でしょうし、周年行事などもそうです。意識して立ち居振る舞いができるようになってほしいという思いから行っています。普段とは少し違うので、服装や身なりも整えて、式典に相応しいものを着用することが求められます。いい加減ではなく、自らが考えて、それを理解して身なりを考えることが求められます。そんも位置づけをしっているからこそ、良識ある行動をとることができるのですよね。

また、今年は新型コロナウイルス感染症の影響が続いているため、昨年に引き続き感染対策をしながら行います。そして、主役は卒業生ですので、式辞もポイントを絞って短時間で皆さんに伝えたいことを話しをさせて頂きます。参列して頂く方も絞り、できるだけリスクを低くして実施しますので、理解をしてください。ですから、来賓や在校生の参列もない状態です。しかし、最後しっかりと送り出したい、社会人になる前に、この3年間を振り返り、確かに在籍し学びをしたという区切りを大切にしたいのです。もう数えるしか時間はありませんが、皆さんなりに考えて卒業証書授与式の日を迎えてください。そして、入学式からどれだけ変わったかを感じ取れる日にしてください。よろしくお願いします。

在校生にとっては、送り出す機会がなくなることになりますが、その思いはしっかり送ってください。お世話になった先輩もいるはずですので、その門出を祝って欲しいと思います。そして、次は自分たちがしっかりと同じ日を迎えられるように、そんな思いを抱いて欲しいと思います。春・・・敷地内にある梅の花も春を告げています。何かとせわしない年度末ですが、足を止めて何かに思いをはせることも、時には必要ですよね。皆さんは、どんなことに思いを巡らせるのでしょう。