本日６、７限に２年生の「人権学習」として、国際ジャーナリストとして世界中で活躍されている西谷文和氏をお招きし、講演会を実施しました。
西谷氏は、現在国際フリージャーナリストとしてご活躍中で、「イラクの子供を救う会」の代表も務めておられます。https://www.nowiraq.com/
主な活動場所は中近東やアフリカなどの紛争地域に取材に行かれ、現在の状況を日本の皆さんにもテレビやラジオ・新聞など多くのメディアを通じて発信されておられます。本日はラジオ出演の後、本校に駆けつけていただきました。
今回は約10年前にTBS「報道ステーション」で放映されたアフガニスタン取材の映像や2013年３月に取材されたシリア(ご自身最も怖かったと言われていました・・・)の映像、様々な写真・図を用いて、町の様子や庶民の暮らしぶりなどを話していただきました。地雷の値段、地雷除去に必要な費用、地雷の火薬量は調整してあること、より強力な兵器である劣化ウラン弾についてのお話もしていただきました。紛争地域の子供たちは今なお、教育はおろか食事もままならない状態であることを知り、戦争が引き起こす悲惨な状況を改めて知る機会となりました。またどうして戦争が起こるのか、どうすれば戦争を防げるのか、東日本大震災・福島第一原発の事故以前に放映されていたスポットＣＭを用いて、メディアリテラシーについて説明いただくなど、生徒にとって、学びの多い時間となりました。
ご講演の最後には、ご自身の経験を踏まえ、学習することの意味についてのメッセージをいただきました。生徒たちもそのメッセージをしっかり受け止め、今後、今まで以上に、積極的に学習に取り組んでくれることと思います。