令和5年度2学期始業式 ~第2幕のはじまり~

8月23日(水)、令和5年度2学期始業式を実施しました。

一足早く、3年生は一昨日から授業が始まっていましたが、今日から、3学年そろって、2学期のスタートです。

朝、正門を入ると、「北高祭」までのカウントダウンのパネルがありました。生徒のみなさんの、「北高祭」にかける情熱が、伝わってくるように感じました。

 

始業式では、私からの話の後、夏休み中の大会で入賞した部活動の表彰を行いました。

以下は、始業式で、私からみなさんにお話ししたことの抜粋です。

~夏休みは、いかがでしたか。

楽しかった、充実していた!と答える人もいれば、中には、あっという間に終わってしまった、あれも、これもやりたかったのに、と思っている人もいるのではないでしょうか。

私自身はといえば、後者のほうです。やろうと思っていたことの半分もできていません。

ややもすれば、その情けなさにがっかりしてしまいますが、私は、こう思うことにしています。

最初の予定とは違うけれど、やるべきことがあったのだ、と。

私が大学生の頃、その当時でもかなりお年を召した体育概論の先生が、こんなことをおっしゃいました。「人間のすることに無駄なことは一つもないのだ。ただし、殺人と泥棒以外は。殺人は、人の命を否定すること、泥棒は、手っ取り早くほしいものを手に入れようとして、創造力を否定することだから、それは絶対にダメだ。だけど、それ以外は何をしても、それは無駄とは言わない。」その先生は、第2次世界大戦の後のシベリア抑留をご経験された方でした。そんな生きるか死ぬかの極限状態を経験された方の言葉は、とても説得力があって、私は、すーっと、気持ちが楽になったのを覚えています。

もちろん、「やらなくてはいけないこと」はいつかやらなくてはなりません。時間がなくて、大慌てでやることになるかもしれません。でも、そんな時でも、ぜひ、この言葉を覚えておいてください。「人間のすることに無駄なことは一つもない。」そうして、気持ちを立て直して、また、前を向きましょう。

 さて、これから始まる2学期も、北高祭や修学旅行、そして学校説明会や北高アカデメイア等、北高生の力の見せ所、ともいえる行事が満載です。そして、3年生は、進路実現に向けての頑張り所ですね。誰か一人だけが頑張るのではなく、みんなで協力して、進んでいきましょう。~

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