１月２３日（火）、３０日（火）の２週にわたり、大阪公立大学より 伊藤 嘉余子 教授にお越しいただき、「子ども虐待と『社会的養護』」をテーマに、ご講義いただきました。
第２回の３０日は、「社会的養護」について、お話しいただきました。「社会的養護」の定義、そして、「社会的養護」には大きく分けて「施設養護」と「家庭養護」があり、日本は諸外国に比べて「家庭養護」つまり里親、ファミリーホームが少なく、国連からの改善勧告が出ていること等も教えていただきました。
伊藤先生ご自身の、里親としての体験からも、たいへん貴重なお話を聞くことができ、講義を受けているコース生のみなさんの真剣な眼差しが、印象的で、とても頼もしく思いました。
さまざまな理由で困っている子ども、苦しんでいる子ども、保護者に気づくこと、そして自分一人で何とかしようとするのでなく、つながり、連携し、社会全体で支援を行うことが大切であること、また、その支援の制度をよりよく、実効性のあるものにしていくことをめざしていかなければならない、と改めて思いました。