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令和6年度 着任式・1学期始業式・対面式 ~チャレンジしよう~

 令和6年4月8日(月)、着任式では、今年度北高に着任された教職員の方々を私からご紹介させていただきました。

 始業式では、1年生はもちろん、2年生、3年生も新学年の新クラスで、少々緊張気味の表情に見えました。そんなみなさんに向けて、私から、次のようなお話をさせていただきました。

~これから始まる1年の中で、みなさんはさまざまな場面で、さまざまなチャレンジをして、多くの経験をしていくことでしょう。そして、そういうとき、よくこの言葉に出会うと思います。「失敗を恐れずやってみなさい。」あるいは「失敗したっていいんだよ。」

 そう言われても、誰でも、失敗はしたくない、できれば失敗せずやり遂げたい。そう思うのに、なぜ、「失敗してもいい」というのでしょうか。それは、私たちは、「失敗」から実に多くのことを学ぶからです。もっと極端な言い方をすれば、私たちは「失敗」からしか学べないからです。

 何かにチャレンジして、成功すると、うれしくて、心の中は喜びでいっぱいになります。その反対に「失敗」すると、残念で悲しくて、悔しさでやりきれない思いをすると思います。けれど、その感情の波が過ぎると、苦しみながらも、「なぜ、失敗したのだろう。」「このやり方のどこが間違っていたのだろう。」「あんなふうにすればよかったのだろうか。」「こんなふうにやったらどうなったのだろう。」と考え始めます。もう二度と同じ失敗はしたくないと思いながら考えるうちに、もし失敗していなければ、たどりつけなかったようなアイデアが浮かんでくることもあります。

 もちろん、だからといって、「さあ、まずは失敗をしようか」などと考える必要はありません。ですが、精一杯チャレンジして、結果的に「失敗」してしまったとしても、その「失敗」は私たちに大きな成長のチャンスを与えてくれる、ということです。

 ある有名な研究者は、かつてこんなことをおっしゃったそうです。1つの研究成果を出すのに、数えきれないほどの失敗をする。けれどその数えきれないほどの失敗は、「このやり方では上手くいかない、ということを発見したのだ。」と考えて、次にとりかかるのだ。

 今年度、みなさん一人ひとり、それぞれのチャレンジがあると思います。やってみようかな、どうしようかな、と迷ったときは、今日のこの話を思い出して決断してください。~

  

始業式の後、引き続き、生徒会の主催で、「対面式」が行われました。

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