12月23日(月)、教志コース「教志入門」では、コース生のみなさんが、11月12月の後期実地実習での成果を、全体の場で発表してくれました。今回は、前期実習とは異なる校種での実習ということで、前期・後期で実習させていただいたそれぞれの学校園の特徴、違いにも触れながらの発表でした。
保育所(園)、幼稚園、子ども園では、たった1歳の差でも、遊びの内容も、叱り方も違うこと、異年齢の子どもたち同士のかかわりの中で育んでいくものがあり、そして、教える側が口出しし過ぎず、「見守る」ことの大切さに気付いたこと等について、発表してくれました。
小学校では、先生方のチームワークの良さが、児童の様子を把握することに大きく影響すること、低学年から高学年までの幅広い教育活動は、とてもやりがいのあるものだと感じたこと、また校務員の方の仕事についてお話を伺うことができたこと等、を発表してくれました。
中学校では、より生徒の自主性を大切にし、さまざまな場面で生徒が主体となるよう授業にも工夫が取り入れられていること、また、自分たちが中学生だった頃より一段とタブレット等を用いた授業が進んでいたこと等を発表してくれました。小・中学校ともに、先生方から、タブレット等を用いた、時代に合った授業ができるよう学ぶことが大切だとアドバイスをいただいた、ということです。
支援学校、児童福祉施設の実習では、子どもたち、児童・生徒たち一人ひとりの学びに寄り添っていくための、視覚的要素も取り入れたコミュニケーションの工夫、先生たちのチームワークの工夫等について学んだことを発表してくれました。
いずれの発表も、前期・後期それぞれの実習に真摯に取り組み、実習でしか得られないものを学んだことがよくわかりました。この実習での成果を、ぜひ、一人ひとりの進路へ、そして未来へとつないでほしいと思います。
コース生たちを受け入れ、ご指導くださった学校園のみなさま、本当にありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。