12月24日(水)、本校体育館にて、2学期終業式を実施しました。生徒のみなさんの整然とした移動のおかげで、予定より5分程早く開始することができました。
私(校長)からみなさんへお話をした後、引き続いての表彰では、バドミントン部、ダンス部への試合や大会での活躍を、そして、大阪府警察本部から「演奏で少年少女の非行防止や立ち直り支援に貢献した」として感謝状を贈られた吹奏楽部の活動を讃えました。
生徒指導部の先生からは、冬休み中のみならず、日々生活を送る上でみなさんが、安全・安心に活動するための心構え、注意点をお話しいただきました。
以下は、私からみなさんへお話ししたことからの抜粋です。
~思い返すと、2学期が始まってすぐ、中学生対象の部活動体験会や北高祭、北高アカデメイア、修学旅行、学校説明会、クリーンキャンペーン等、北高生が活躍した行事がたくさんありました。そんな行事の度に、そして何気ない日常の中にも、「さすがは北高生だなあ」「北高生は頼りになるなあ」と、感動することが何度もありました。
先日は、第八中学校の校長先生から、「今までも、朝、北高生はよくあいさつをしてくれていたけれど、今年は、しっかり顔をみて、目を合わせて、おはようございます!とあいさつをしてくれる生徒が増えた。」というお褒めの言葉をいただきました。そして、「自転車で急な坂を上っている途中であっても、わざわざ自転車を止めて、小学生や中学生が通るのを待ってくれている姿もよく見かけるようになった。」ともおっしゃっていました。
もちろんこれは、交通ルールからすると、当たり前のことかもしれませんが、それだけでなく、あいさつもそうですが、北高生のみなさんが、地域の一員として、思いやりをもって行動することができている、ということの現れではないかと思います。だからこそ、第八中学校の校長先生がお心に止められたのだと思います。
さて、12月は、2学期のしめくくりであると同時に、2025年令和7年のしめくくりの時期でもあります。みなさんにとって、今年1年はどんな年だったでしょうか。どんなことが印象に残っているでしょうか。
私はといえば、今年あった、高校の同窓会での、幹事の方の言葉がとても印象に残っています。それは、「高校を卒業してからもう40年以上が経つというのに、同窓会をしよう、と呼びかけると500人以上いる同窓生の中で約200人もの人が集まってくれる。60年生きてきた中の、たった3年間同じ高校の同じ学年だったというだけなのに。そう思うと、高校の3年間というのは、たった3年だけれど、これまでの人生の中で最も充実した、密度の高い、年月を経ても決して色あせないものだったのだと思う。」というものでした。
その言葉を聞いて、なるほど、と思うと同時に、北高の皆さんのことを思いました。北高生であるみなさんは、今、まさにその色あせることのない、充実した日々の真っただ中にいるのだ、と。うれしいことがあった日も、うまくいかなくてつらい日もあるだろうけれど、私は、教師として、そんな北高生をしっかり見守っていかなければ、と改めて思いました。
これから、年末年始の慌ただしい中ですが、みなさんも、少し時間を見つけることができたら、ぜひ、ゆっくり今年一年を振りかえってみてください。そして、体調管理にも気を付けて、1月の始業式には、また元気な笑顔を見せてください。それでは、少し早いかもしれませんが、良いお年をお迎えください。~