羽曳野支援学校では、令和元年以前、全分教室で、本校へ来ることができる子どもたちにより、午前中は運動場、午後は体育館の2部制で体育大会を行っていました。令和元年は、午後の体育館での実施、令和2年令和3年の2年間コロナ禍で、体育大会を中止していました。令和4年度は、本校のみ(はびきの医療センターに入院している児童生徒対象)の参加とし、はびきの医療センター感染対策室の医師と事前に何回も協議して、ご助言をいただき開催することとしました。はびきの医療センターに入院する児童生徒は、保護者の面会ができない状態が今も続いており、今回、保護者の方々は、時間をずらして、体育館に入館し、2階ギャラリーから観戦していただくようにしました。1階アリーナには、はびきの医療センターより看護師の方が常駐し、体調を見守り、コロナ感染のないように十分な感染対策をして実施しました。終了後、保護者の方々に、WEBアンケートをお願いしました。多くの保護者の方から、「面会が禁止されており、入院中のこどもの様子や、学校で友達とどういうふうに接しているかなど、心配してましたが、こどもが先生方や他の友達と仲良く過ごしている様子を見ることができ、本当によかったです」というお声をいただきました。こどもたちも、競技が終わるごとに、階上から見守る保護者へ視線を投げかけ、手を振る様子が見られました。コロナ禍なので、子どもと保護者が触れ合う企画はありませんでしたが、とても良い時間が流れていました。本校勤務の教員と訪問教育部の中学部の教員が全員参加し、楽しく安全に体育大会を終えることができました。こどもたちの笑顔に、教員は力をもらったようでした。他の分教室でも、保護者の面会が禁止されていたり、制限されていたり、病院毎に違いますが、コロナ禍で入院する児童生徒は、保護者と離れて治療するさみしさをしっかり受け止めて乗り越え、日ごろの学校生活を過ごしています。