母子医療センター分教室 全体音楽の授業 12月21日5限目

大阪府立母子保健総合医療センターに入院する児童・生徒が、分教室に登校して授業を受けています。医師からの指示で、その日の朝、体調を見てベッドサイドでの授業になることもあります。分教室に登校してこれる子どもたちは、皆さん笑顔で登校してきます。病室では治療と向き合っていますが、分教室で過ごす時間は子どもたちにとって居心地の良い時間です。その中でも授業と授業の合間の休憩時間は、友だちや先生方とゲームをしたりして楽しく過ごします。12月22日の午後から行われる分教室のクリスマス会の出し物として、小学部中学部でトーンチャイムの合奏をします。この日は、最終練習が行われました。

演奏するのは、クリスマスに合わせて、ベートーベン作曲の「よろこびの歌」です。この時間は、小学部5名と中学部4名と教員5名が参加することができました。

今までは、小学部がメロディーを演奏し、中学部が低音部を担当して練習してきました。小学部と中学部を合わせての合奏はこの日が初めてで、低音のなる大きなチャイムを小学部の児童がならす体験もしました。メロディーと低音部が合わさる音色はとてもきれいでした。中学部の生徒たちが「手首のスナップをもっと利かすと良い音が鳴るよ」などアドバイスをしていました。中学部の生徒の提案で、小学部と中学部が横一列に並ぶよりも、向かい合って近くで演奏すると音が集まってきれいな音になるのではという提案で、急遽座席を改めて演奏するととてもとてもステキな音色になりました。みんなで、ひとつのものをつくる喜びを感じることができました。合奏中は、譜面をみながらとても緊張した様子でしたが、最後に録音した音を聞いて、なかなかの仕上がりでした。担当の和田先生からは、失敗しても気にしないで、失敗していないように演奏するようにアドバイスを聞きました。

12/22のクリスマス会に向けた取り組みの一コマでした。