英語暗証大会と英語スピーチコンテスト

 blog170213b speech contest DSC04209.JPGblog170213c speech contest DSC04161.JPG2月10日(金)大阪市中央公会堂において、本年度の英語暗証大会(1年生)と英語スピーチコンテスト(2年生)を行いました。

 クラス予選を通じ選ばれた各クラス2名の計26名がファイナリストとして選ばれ、決勝の晴れ舞台に臨みました。残念ながら、インフルエンザのため1名の辞退者が出ましたことは、大変残念でした。

 今回の舞台となった大集会室は、アインシュタイン、ヘレンケラー、ガガーリンといった歴史に残る有名人も講演した場所です。その同じ舞台で、今日をめざして頑張り続けたファイナリストの皆さんが、熱く訴えました。聞いていてその努力と熱意が伝わってきました。手振り、アイコンタクト、スピード、イントネーション。ファイナリストは皆、これらの基本を押さえ、また、その思いと熱意も伝わってきました。審査をするのに大変困りました。

 1年生の暗唱大会は、次の3つの課題英文から、自身で選んだ英文を発表しました。   ・I have a dream.
 キング牧師の人種差別廃止を訴える有名な演説『私には夢がある』より
・Malala's speech    
 ノーベル平和賞を受賞したマララさんのスピーチより。  
・Severn Suzuki's speech    
 動物が絶滅したりや熱帯雨林がなくなったら、それを戻す方法がないのだから、そうならないようにしよう、との訴えです。

 2年生のspeech contestは、自身で考え抜いた意見・思いを英文で綴り、訴えます。何か月もかけて、本校の英語の先生や英語を母国語とする先生の指導を受け創り上げてきた英語での発表です。その英語のスピーチやプレゼン態度もりっぱでしたが、その内容が若者の曇りのないまっすぐさですばらしい。また、堂々と訴えるその表現力も聞いていて嬉しくなりました。今高生の面目躍如です。

 1年生と2年生の上位入賞者には、賞状が送られました。当初1~3位の3名への賞状授与を予定していましたが、甲乙つけがたく、3位受賞者は増えました。

 今回も、私には、審査委員に加え、最後のclosing speechの役目がありました。準備して、英語でお話しました。生徒の努力を讃え、英語の先生方の熱く親身な指導への感謝とともに、次のことを訴えました。

 In order to improve your English, I believe that the following two things are important.
1st: Speak English in a loud voice.
 Speak English loudly, loudly and loudly in the classroom, at home and in the city.
2nd: Have a strong mind to let your friends understand your thinking and passion.

 伝えたかったことは、次のことでした。

 『とにかく、英語を大きな声で口から出そう。そして、自分の気持ちを英語で伝えるんだという強い思いを持って欲しい。君たちはアメリカ人でもイギリス人でもないのだから、Japanese EnglishでもBroken Englishでもいい。間違ったら直せばいいし、通じなかったら言い方を変えればいい。大きな声で思いを持って話せば、相手も理解しようとしてくれる。そうすれば、英語もどんどん上達する。』

 以前、海外に駐在し仕事をしていた頃、あとから現地に赴任してくる日本の若者を見ていると英語が上達する若者に共通点がありました。それは、英語の文法を良く知っていることでも、単語を良く知っているということでもありませんでした。英語はそれほどでもないが伝える中身があり、そしてためらわずに英語を出し、うまく通じなくてもあきらめず英語をどんどん出す人、そういう人が英語の上達が早かったと思います。そんな経験から、上のような話をしました。もちろん、単語力、文法力の基礎は身につけていかないといけませんが。
 英語は受験に必要なのはもちろんですが、21世紀を生きていくために必要なツールです。英語は、すごいものでもなんでもありません。ためらわずに、英語をどんどん出して欲しい。それぞれが今もっている英語を出せばいいのだから。

 では、最後に
『onとoffを意識して』 頑張れ 今高生!