大学入学者選抜改革

 先月のことですが、平成29年7月13日付けで、文科省より、『高大接続改革の実施方針等の策定について』が報道発表されました。新聞報道等でご存知の方も多いと思いますが、少し、ご説明します。

 来年の新一年生が大学を受験する平成32年度から入試制度が変わるというものです。 大きな変更点は、次の通りです。
・国語と数学に記述問題を導入
・英語は外部検定試験を活用し、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能評価へ転換

 既に、本年、全国で5万人規模でのプレテストが実施されます。来年度は10万人規模との計画が文科省から示されています。 英語の4技能といいますのは、「読む」「聞く」「話す」「書く」を言います。現在のセンターン試験は「読む」「聞く」の2技能です。これに「話す」「書く」を加えようというのが、今回の英語の改革の肝です。「話す」「書く」の試験実施の課題を克服する方法として、外部検定試験を活用することにするという流れだと思います。   
 外部検定試験とは、具体的には、英検等現在ある民間試験もしくはそれに準ずる試験が認定されることになると思います。英検等これらの試験に対応する力をつけることが、これからの入試には求められます。

 同資料の中には、大学入学者選抜において民間の英語資格・検定試験の活用状況についうての調査結果も示されています。国立大学の28%、公立大学の23%、私立大学の40%が、平成27年度大学入学者選抜において民間の英語資格・検定試験を活用したとのことです。

 本校では、校内英検試験を実施しています。これらも活用し、時代が求める英語4技能の力を育成してほしいと願います。

 写真は、平成29年8月2日現在、文科省ホームページで公開しています資料の第1頁です。
次のURLをクリック頂きますと、文科省高等教育局の資料をいくつもご覧いただけます。

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/07/1388131.htm

 では、最後に
『onとoffを意識して』 頑張れ 今高生!