青空があんまり綺麗だったので・・・

 文化祭が終わって一息つく暇もなく3年生は全国模試を受けています。いよいよ受験モードですが、あれだけの文化祭を成し遂げた3年生です、自信を持って努力し続けてほしいと思います。「受験は団体戦」団体戦に強いのが三国丘高校の特長です。

 教室(1階)で受験している3年生の様子をこっそり覗きに行こうと校長室を出たのですが、もしも邪魔になったら申し訳ないと思い直し空を見たらびっくりするくらい綺麗な青空でした。そこで目的を変更し、他の府立高校にはまず無いだろうと思える施設や建物の構造についてレポートすることにしました。三国丘高校は来年創立130周年を迎える伝統ある府立高校です。前身は旧制第二中学校で創立は明治28年です。

 このブログを今読んでくれている中学生のみなさんは三国丘高校に来たことがありますか?一度来たら忘れられないような構造の校舎です。

 これ、何だと思います?もしかしたら三丘生でも???になるかもしれません。これは螺旋階段の上の天窓です。大きな天窓がありますのでとても明るいです。夜になると天窓から月が見えたりします。ロマンチックだなぁと思いませんか?

 さっきの天窓の写真とあわせて見ていただくとわかると思いますが、この写真は同じ場所(3階の廊下)から下向きにシャッターを切ったものです。こんな螺旋階段がある府立高校はたぶん三国丘だけです。おしゃれだと思いませんか。1階に見えているブルーのソファーは第7期卒業の大先輩からご寄贈いただいたものです。テスト前になるとここで勉強する生徒を見かけることがよくあります。

 三国丘高校には校舎内の螺旋階段が二か所あります。この写真はもう一方の螺旋階段の外観です。ホームページ等で三国丘高校の写真を見たことのある方は「なんで丸い形の校舎?」と思った方が多いかと思います。これで疑問が解けたのではないでしょうか。

 これは何だと思いますか?答えは茶室です。私もいろんな府立高校で勤めましたし、少なくとも100校以上は訪問したことがありますが、茶室が独立している学校は本校の他に知りません。大抵は教室や特別教室の並びに一つの部屋として茶道室があるのですが、本校は別の建物として茶室があります。先日の文化祭ではこの茶室の他に野点も行われていました。茶道部は伝統あるクラブの一つです。

 この写真を見て懐かしいと思うのは、ある程度の年齢以上の本校卒業生のみなさんです。というのも、ここはかつての正門付近です。堺東駅からの経路で言えば、今の正門からもう少し東に直進したところにあったのが旧の正門です。正門の前には小さな食堂があって、三丘生はみんなお世話になったというエピソードを何度か伺ったことがあります。ある年の卒業式には、その食堂の経営者の方を来賓として招待したという話まで聴きました。なんとも三国丘高校らしい暖かい逸話だと思いました。

 最後の写真は旧三丘会館です。旧正門を入るとすぐ右に見えます。文化財にも指定されている立派な建物です。今は一部の文化系クラブの活動場所として使用している他、貴重な資料を展示しています。文化祭に合わせて公開したところ、二日間で165名もの見学者がありました。旧三丘会館は三国丘高校の誇りです。歴史のある府立高校には同窓会館等という名前の会館はありますが、敷地内に2つの会館を持つ学校は極めて稀だと思います。というのも、本校にはこの旧三丘会館の他にもう一つ、新三丘会館という建物があります。ここは同窓会事務局としての機能を持つとともに、国際交流や講習等の会場として活用させていただいています。伝統の中に新しさが生きている...それが三国丘高校です。

 まだまだご紹介したいスポットはありますが、今日はこのあたりにしておきます。11月16日(土)には三国丘高校で学校説明会を開催しますので、是非お越しください。期日が近づいてきましたら申込方法等をホームページでお知らせします。お楽しみに!

カレンダー

2025年4月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30