以下、7月9日(火)の三丘セミナーの報告です。実は、月に1日だけ、午前も午後も校外での会議に出席しなければいけない日があり、その日が昨日でしたので、三丘セミナーの記事を書くのは諦めていました。せっかく住友商事様にお越しいただくのに話が聴けないのは大ショックだったのですが、この三丘セミナー担当の首席が記事を書いてくれていました。
「校長ブログに使ってください」と言ってくれた時には感激しました。これで、私もセミナーの様子がわかりますし、読者の皆様にもお伝えすることができます。校長ブログのことを気遣っていただいたら、まるで自分が優しく接していただいたように嬉しくなります。では、記事をご覧ください。
2024年7月9日(火)13時より、細谷真吾様(住友商事株式会社)、山中梨紗様(住商アドミサービス株式会社)をお招きし、三丘セミナーの一環として住友商事キャリア教育支援「Mirai School」を実施しました。今回のプログラムは、一方的な講義ではなく対話形式で進行しました。講師の方々から具体的なエピソードを交えて答えていただくことで、非常に有意義な時間となりました。
(1)講師の方々のご講演内容
山中梨紗 様(住商アドミサービス株式会社) 山中様は、自身の高校時代の大学選びのきっかけや、就職活動などの経験についてお話しくださいました。また、人事担当者として、住友商事や総合商社が必要とする人材についての質問には、「変化に対応でき、ポテンシャルが高く意欲のある人」との回答をいただきました。新しいことに挑戦し、一歩先を進んでいく姿勢が重要であり、リスクを取りながらやっていくことが大切だというメッセージが伝えられました。
細谷真吾 様(住友商事株式会社) 細谷様はタイのバンコクで住友商事の子会社の社長を務めた経験や、ロンドンやイスラエルでの交渉経験など、普段なかなか聞くことができない貴重な話をしてくださいました。海外出張についての質問には、「特に抵抗はなかった。楽しいことが多かった。」と答えられ、生徒たちにとって非常に刺激的なものでした。また、自動車営業を選んだ理由として、「消費者に直接売る仕事をしたかったから」とのことでした。キャリアを考える上では、自分がどうありたいかを考え、一度しかない人生を自分らしく生きることが重要であると強調されていました。
(2)グループディスカッション
次に、生徒たちは話を聞いて気づいたことや考えたことを7つのグループに分かれて話し合い、各班で発表を行いました。生徒たちは積極的に意見を交換し、活発なディスカッションが行われました。各グループでの発表では、「苦手なことを避けるのではなく、挑戦することを普段の勉強などでも心がけたい」といった意見がでました。
(3)座談会
プログラム終了後には座談会が開かれ生徒たちからの質問にも積極的に答えていただきました。内容は、高校時代の勉強の話や、語学習得の話、普段使っている化粧品の話など多岐にわたりました。
今回のキャリア支援教育プログラムを通じて、生徒たちは多くの学びと気づきを得ることができたと思います。今後の進路選択やキャリア形成に役立つ貴重な経験となったことを確信しています。講師の皆様、ご協力いただきありがとうございました。
保護者の皆様の中には、住友商事の方々から直接お話を聴けるなら参加したかったと思われる方がいると思います。大変な状況下でも常に前だけを見て駆け抜けてこられた海外でのご経験など、勇気がもらえる話も多かったのではないでしょうか。
7月の三丘セミナーは一旦これで終わりですが、8月、10月、12月と、まだまだ続きます。またレポートしますので、みなさん『乞うご期待』です!