〈報告〉フィリピンリーダーシップ研修 最終

 8月10日(土)に無事帰国したフィリピンリーダーシップ研修報告の最終版です。参加生徒の感想等の取り纏めができたら、別途もう1回記事をお届けすることになります。今回は写真をたくさん使って、現地の雰囲気をお届けしようと思います。

89() 研修7日目

今日でエンドラン大学での活動は最終日です。午前中はAbra Weavingという、フィリピンの伝統的な織物を体験しました。エンドラン大学まではるばる10時間ほどかけて来てくれました。また機織り機をセットするのにも数時間かかり、たいへんな労力をかけて準備して来てくれました。機織り職人の親子が来てくれて、父母はどちらとも職人で、息子さんが、この伝統的な織物を絶やさないように、ビジネスを立ち上げて、がんばっておられるとのことでした。
午後からは、いよいよ今週ずっと準備してきた英語のプレゼンです。これまでレクチャーに来てくれた先生方も集まり、順番にプレゼンをしていきました。この短時間でできたプレゼンとは思えないほど仕上げられたスライドや英語の台本で、先生方から普段聞きなれない英語が飛び出し、苦戦しながらもなんとか答えようとする姿には「さすが」の一言でした。
プレゼンが終わったあとは、大学生が用意してくれたバーベキューを食べながらリラックスして、修了式をしました。急遽学長さんもかけつけてくれ、担当の私(田中洋平先生)からも拙い英語ですが、簡単にあいさつさせていただきました。

Good evening, everyone,
First of all, I would like to truly thank Ms,Cherry and Ms,Priya for coordinating this program.
To the students of Enderun College, thank you for welcoming Japanese high school students as if they were your brothers and sisters.
To President Jimenez, we are fortunate to have you as president of Enderun College.
We hope that you will continue to maintain the relationship between our two schools.
Once again, I would like to thank everyone involved in this program. The students of Mikunigaoka High School will never forget this week. I recommend that the students keep in touch with you all after they return to Japan.
Thank you for listening and good-bye.


 長く感じた1週間も、もうバディとお別れということで、涙を流す生徒もいました。
バディをしてくれた大学生たちは本当に暖かく、みんなを弟や妹のように面倒を見てくれました。生徒のみなさんには日本に帰っても、ぜひフィリピンの大学生が親切にしてくれたことを覚えておいて欲しいものです。そして、日本の誰かでもよいし、海外から日本に来た人に対してでもよいので、今度は自分がその親切さをつないでいってくれればと思います。

 泣き疲れている生徒はいますが、体調不良等はとくにありません。
このまま何事もなく帰国できそうで、ほっとしております。



 私(校長)は、関空にお迎えに行きました。生徒たちの元気な顔を見た時はホッとしました。次の写真は、参加した娘(2年生)を迎えに来ていたお母さんからご提供いただいたものです。

 添えられていた一文には「自分の当たり前が当たり前じゃないことを認識して、新しい目線を持ってくれたらいいなぁと思いました」という感想が添えられていました。素敵な親子関係だなぁと思いました。これも、フィリピンリーダーシップ研修の大切なお土産です。

 生徒を預かって海外に行くというのは想像以上の重責です。8日間の長きに亘る海外研修の引率を立派にやり遂げてくれた、3名の先生方に、あらためて心から感謝します。ありがとうございます。お疲れさまでした。 

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