各所で開催される高校説明会に参加させていただくと、中学生や保護者のみなさんからいろんなご質問を受けます。その中でも多いのが「三国丘高校の授業って厳しいんじゃないの?」という質問です。論より証拠ということで、今日は、授業中の写真を使って、実際の授業を体験してもらいます。まずは、この写真から。
授業中に、勝手におしゃべりしているように見えたかもしれませんが、違うんです。2年生国語の授業で夏目漱石の「こころ」を勉強している写真なんですが、先生が「さぁ、この時の心境は...?考えてみて」と言った次の瞬間です。こんなシーンが何度もありました。30秒で考えてみて...とか、短い時間を指定することもあるので、生徒たちはすぐに相談をはじめます。2人で相談するときは、これをペアワーク、もう少し多くの人数(数人)で行う時はグループワークと言います。
次は、3年生の体育です。よぉく見てください。ファイルを手に、何か説明しているのは女子生徒です。ずっと奥でその説明を聴いているのは男子生徒です。そうなんです、この授業は男女共習です。
この授業は生徒が「指導計画」を作成し、事前に担当の先生の指導を受けて、スキルの正確さや安全確保について確認し、授業当日はすべて生徒によって展開されます。途中の給水タイムの指示も生徒が出します。
どうですか、中学生のみなさん。三国丘高校の授業に対するイメージが変わったんじゃないですか?勿論、厳しい面もありますが、やたらに厳しくすれば学力や体力がつくという訳ではありません。自分で考えて自分から行動できる三丘生の能力があるからこそできることも多くあります。ひとつだけ言うとすれば、授業中に笑顔がたくさん見えるということです。みんなが授業に集中していないとみんなで笑顔になることは無理です。それだけ高度な授業だという訳です。〈その2〉もお楽しみに!