修学旅行で見せてくれた、あの「明るさ」と高度な計画性(="緻密さ")を思い出すスポーツ大会でした。まずは、今日のスポーツ大会の担当をしてくれた先生が私にくれた一文を読んでみてください。
校長先生、スポーツ大会にいろいろとご協力いただきありがとうございました。今回は、ほぼすべて生徒に運営させた大会で、大人から見ると「もう少しこうすれば良いのに・・・」は所々ありましたが、周りの生徒の協力もあり、78期生らしい、明るく、そしてスムーズな大会進行だったと思っています。スケジュール進行もこちらの想定どおりで、少し驚くほどでした。試合の応援にも力が入り、応援歌を作ったクラスもあったようです。また、男女ともに行った、優勝チームvs教員チームのエキシビションマッチは大いに盛り上がり、修学旅行の時に見せてくれた、あのレクリエーション大会の風景を思い出しました。このスポーツ大会で培った力を、今後の学校生活に活かしてほしいと願うばかりです。
この一文とともに送られてきた写真を見てください。
このメッセージは、スポーツ大会を企画運営する運動委員の代表生徒2名が廊下のホワイトボードに書いたものだそうです。3年生はスポーツ大会がないので、これが高校生活最後のスポーツ大会になります。"全力で"という言葉に熱い思いが込められていると感じました。"楽しんで"とか"笑顔を忘れず"というところが78期生らしいなと思います。
種目は、女子がバレーボール、男子がサッカーでした。写真をご覧ください。
通常、バレーボールは得点制、サッカーは時間制なので進行スケジュールを合わせることは不可能ですが、今回のスポーツ大会ではバレーボールを時間制にして、体育館とグラウンドの試合進行のスピードを合わせる工夫をしていました。その結果、同じクラスの男女の試合が同じ時間にバッティングする心配がなくなり、クラスのメンバーがみんなで応援することが可能となりました。また、バレーボールの試合でできるだけラリーが多くなるように、ネットの近くからサーブを打って良いという特別ルールを作ったり、サッカーのスローインをキックインに変更したりという様々な工夫が見られました。
どんなスポーツ大会にしたいのか...自分たちで考えて、その目標を達成するにはどんな工夫が必要なのか知恵を出しあって、みんなにとって想い出に残るイベントを作るという、難しいけど大事なことを自分たちの力で成し遂げたというのは2年生(78期生)だからこそできたことです。
このブログをご覧の大人のみなさんなら想像していただけると思いますが、社会に出て仕事をするというのと結局同じことだと思うのです。目標を決めて工夫をして誰かから喜ばれる...この過程はどんな仕事にも共通です。78期生は、このスポーツ大会を通じて、医師でも研究者でも営業職でも教職でもみんな通る過程を経験したということになります。
今日のスポーツ大会の最後に、学年主任が「今日の経験を今後の学校生活に活かそう!」と言いました。それがどんな意味なのかピンと来ている生徒は少なと思いますが、ここまで読んでくれた2年生は納得してくれたんじゃないかと思っています。2年生のみなさん、あなた方は期待されているし、期待されるだけの力を持っています。これからも自分たちらしく伸び伸びと頑張ってください!