今回の記事は最初に少し説明が必要かと思います。Three Quarters Meeting というのは探究活動をより深化させるためにはじめた新規の取組です。本格的に探究活動に取り組むCSⅡ(2年生)という授業は、生徒が分野別に探究テーマを決め、グループで取り組みます。探究活動というのは答えの無い学びですので、自分たちの定めた目標に向かってスムーズに事が運ぶとは限りません。自分たちの考える理論と実験結果の間に大きな乖離があったり、調査の方法が正しいのかどうか不安に陥ったり...いろんな問題を乗り越えていくのが探究活動の値打ちとも言えます。2月のはじめにある生徒研究発表会を控え、この時期は一番悩み多き時期です。そんな三丘生の背中を押し探究活動の未来に光を見出してもらうためにはじめたのがThree Quarters Meeting です。希望するグループに教員を割り当て、悩みを聴いたうえで解決策を一緒に考える時間を設けるというものです。写真をご覧ください。
この日は、物理、化学、数学など理系の先生方に加え、社会、英語など文系の先生方も来てくれました。実は、先生方も自ら進んで来ていただいているんです。生徒たちの探究活動にかける想いが先生方を動かしたと言えるでしょう。
各グループのテーブルを廻ってお話を聴きましたが、私などには到底理解できない難しい話ばかりでした。生徒も先生も真剣そのもので、そこだけ濃い時間が流れているような空間でした。
将来、大学や大学院で研究をしたり、研究成果を世の中に発信するような立場で仕事をしたり、そればかりでなく様々な職種でリーダーとなる三丘生にとって、この時間はまさに実践の時間だと感じました。三丘生の無限の可能性を体感できるThree Quarters Meeting は、是非継続すべき意義深い取組だと思います。中学生のみなさん!本気で探究活動をしたいなら、三国丘高校を考えてみてください。