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みなさんの三丘愛がつくってくれた創立130周年記念式典・祝賀会が盛大に開催されました

 この日のために、どれだけ多くの方々がどれだけ多くの時間を費やしてくれたか、数えきれません。記念事業や記念式典等は学校のためだけに行われるものではありません。現在の三丘生や保護者は勿論、同窓生はじめ三国丘高校の歴史をつくってこられた方々、さらには、これから三国丘高校に入学する生徒たちのためにも開催される、大事な大事なものです。

 このブログを書く時には正直でありたいと願っているので、ご批判を怖れずに言うと、私が三国丘高校の校長として赴任した時、これは大変なことになったと思いました。先輩校長たちから、周年行事は大変...と散々きかされてきたので、「重荷」を負ったような気分になりました。それも、ただの周年行事ではなく、三国丘高校の130周年となるとなおさらです。

 準備が本格化してくると、わからないことだらけで閉口しました。実行委員会が組織され、各部会の委員が準備を進めてくれます。過去の資料と見比べながら進行する作業の中で、120周年のときと同じようにできることと、できないことがあるとわかってきました。同窓会長を委員長とした組織は良好なコミュニケーションを重ねて、課題を次々と乗り越えていきました。そんな日々を過ごすうちに、私の中の「重荷」は「希望」に変わっていました。毎月のように、夕刻から校長室で開催される実行委員会の後で、同窓会のみなさんやPTAの方々と談笑する時間が増え、実行委員会の一体感も高まってきました。私からすれば、人生の大先輩もいらっしゃる空間で、ひとつの目標に向かって力を合わせることに安心感と心地よさを感じていました。

 その集大成が、10月24日(金)にフェニーチェ堺で開催された式典とホテルアゴーラリージェンシー堺で行われた祝賀会です。想い出話や失敗談はたくさんありますので、それは今後のお楽しみにさせていただき、台湾修学旅行(明日から11月1日まで)に行く前に、写真だけでもご覧ください。

 あっ、忘れそうになっていました。まずは、先日(10月22日)のブログに書かせていただいたクイズの答えからご覧ください。ひとつは、キーホルダーです。130周年記念事業で旧三丘会館の改修をしていただいたのですが、その際に剥がした床板を使ったキーホルダーです。三国丘高校の歴史が感じられるキーホルダーは2つとして同じものはありません。傷や凹みも個性です。そこに、全国高等学校総合文化祭書道部門に出場した書道部員、長尾和奏さんの隷書体で創立130周年を記念する文字を刻み込んだ世界に一つだけの逸品です。もう一つは、写真をご覧ください。こちらの刻印は「We love MIKUNI」。"I"ではなく"We"にしたのがこだわりです。三国丘高校はひとりじゃなくみんなで愛する学校だということを表現しました。このどら焼きは、学校のすぐ近くにある江久庵さん特製のどら焼きです。大きくて、上品な甘さが特徴の美味しいどら焼きです。11月8日(土)の学校説明会でも、後援会が100個限定で販売してくれるときいています。

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 この写真は、弦楽合奏団の部員が、大阪交響楽団の指揮者や団員の方から指導を受けているシーンです。プロ中のプロから直接指導を受ける...これ以上の贅沢があるでしょうか。三国丘高校が掲げる「ホンモノに触れさせる教育」の真骨頂ともいえるシーンです。

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 この写真は、式典当日のリハーサルです。吹奏楽部と弦楽合奏団が大阪交響楽団の皆様と一緒に2曲演奏させていただきました。曲目は、エルガーの「威風堂々」と校歌です。本番は撮影禁止でしたので、リハーサルの様子を撮影させていただきました。

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 次は、式典の最後に披露したくす玉です。7期生有志の皆様からご寄贈いただきました。玉が割れないなど本番でアクシデントが起きたらどうしようと、最後までドキドキでしたが、見事にご披露できました。これは、まさに三丘愛の結晶です。式典に花を添えていただきました。7期生有志の皆様に心から感謝申しあげます。

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 次の写真は、記念公演の最後に、全員で校歌を歌っている様子です。式典からずっとご参加いただいた卒業生の川淵三郎先生も、祝賀会のスピーチの中で、「歌っていて、自然と涙が頬をつたってきた」と言ってくださいました。生徒が大阪交響楽団の皆様と一緒に奏でる演奏をバックに1,000人を超える人が校歌を歌う経験など人生に一度かもしれません。感動の瞬間でした。

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 創立130周年記念式典・祝賀会の記事は、11月2日以降に続きます。乞うご期待!

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