世界料理の日(イギリス)

 11月26日はイギリスの伝統料理、「フィッシュ&チップス」が登場しました。

 フィッシュ&チップスは、タラなどの白身魚のフライに、棒状のポテトフライを添えたものです。イングランドではファストフードとして親しまれ、国民食として長い歴史があります。

 19世紀のイギリスに誕生し、20世紀初頭に安くて栄養価の高い日常食として労働者階級に普及したフィッシュ&チップス。イギリスの首都ロンドンには、約1200軒のフィッシュ&チップスのお店が存在していたと言われています。フィッシュ&チップスは庶民にとって最初の外食産業であり、やがて、「庶民の憩いの場」として広く親しまれていきました。1913年には、英国国際フィッシュ&チップス協会が設立されました。第二次世界大戦下でも数少ない配給食糧として市民に提供され、戦後もイギリス国民のソウルフードとして根強い人気を得ています。

 給食に登場したフィッシュ&チップスを食べた児童・生徒の中には、「今までの給食で、一番おいしかった!」等の感想もありました。カリカリサクサクの食感に大満足の一品となったようです。