第45回卒業証書授与式 ~それぞれの未来へ~

 3月1日(金)、第45回卒業証書授与式を挙行いたしました。

 前夜の風雨もおさまり、45期生のみなさんが、高槻北高校から飛び立つ日を迎えました。ご来賓の方々、多くの保護者の皆様、そして、本校の教職員、在校生が見守る中、45期生のみなさんが、式場となった体育館に入場してきました。

 式が順々に進む中、45期生のみなさんの心には何が浮かんでいたのでしょうか。卒業証書授与の際、各クラスの担任から呼名され、それに応えるみなさんは、みな誇らしく、そしてこれから進み、切り拓いていく未来に思いを馳せているように見えました。

 この高槻北高校で過ごした3年間を心に刻み、それぞれの未来へと飛び立ってほしいと思います。

「式辞より抜粋」

~ 一生懸命に、自らが選んだ道を進んでいくと、時としてその道の行く手に「壁」が立ちはだかることがあります。小さな「壁」なら、楽々飛び越えることができるでしょう。少し高い「壁」なら、助走をつけて、全力を出せば、越えることができるかもしれません。ですが、どうみても越えることができそうにない手ごわい「壁」に出会ったらどうしますか。もう無理だと諦めますか。諦めて他の道を探すことも、賢明な、選択肢の一つでしょう。ですが、私は諦める前に、一度、その「壁」に沿って歩くことをお勧めします。無理にその「壁」を乗り越えようとするのではなく、その「壁」に沿ってしばらく歩いて行くと、実はその「壁」には扉が付いていて、それをくぐって「壁」の向こう側に行くことができるかもしれません。あるいは、どこまでも続く「壁」だと思っていたけれど、あるところまで行くと、その「壁」に終わりがあることを発見したり、「壁」が飛び越えられるほどに低くなっている場所があることに気づいたりするかもしれません。

 皆さん一人ひとりにとって、立ちはだかる「壁」が異なるように、「壁」に沿って歩く、という意味も方法もまた、それぞれに、その時々で違うと思います。けれど、自らの歩む道に現れた「壁」を前に思い悩んだときには、この「『壁』に沿って歩く」という奥の手を、どうか思い出してみてください。

 そして、自らの道を歩みながら、その道で出会うであろうたくさんの人たちと、つながり、共に考え、力を合わせて行動することで、未来を切り拓いていってほしいと思います。それには、この高槻北高校で、みなさんが、北高生として、この仲間たちと共に経験したこと、培ってきた力が、きっと生かされると信じています。~

  

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