タイ・スタディツアー

大阪府立だいせん聴覚高等支援学校では、平成26年度より「聴覚障がい生徒のグローバル人材育成推進計画」事業を3カ年計画で進めています。

事業の2年目になる平成28年3月26日~30日に、「3泊5日 タイ・スタディツアー」を決行しました。今年度の参加生徒は3名でした。

1日目は関西国際空港からタイ・スワンナプーム空港へ6時間のフライト。その後ホテルにチェックインし、夕食はタイスキ(日本の水炊きのようなもの)を食べました。

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2日目はバンコク市内での文化学習を行いました。いくつかの寺院を見学し、歴史や伝説をガイドの方に教えていただきました。昼食はバンコク市内にあるケンタッキーフライドチキンを食べました。海外で自ら注文をするのは初体験の生徒たちは、とても緊張した面持ちでしたが、自分の注文したい物が相手に伝わった時、とても感動していました。夜はバンコク最大級のショッピングモール「サイアム・パラゴン」で夕食とショッピングを楽しみました。

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3日目はこのスタディツアーのメインとなる、マヒドール大学ラチャスダカレッジの生徒たちとの交流です。この日のために生徒たちは、日本の伝統文化や料理、学校紹介のスライド作成をしてきました。日本にいる間に発表の練習をたくさん行い、大学に向かう車の中でもASLAmerican Sign Language=アメリカ手話)の練習をしていました。

 最初はとても緊張した様子で、なかなか話すことができない様子でしたが、時間が経つにつれて緊張もほぐれ、タイの学生とたくさん話をすることができました。交流を終えた生徒たちは、「楽しかった。」「いざ別れるとなると悲しい。」と言っていました。今回交流をした生徒たちと、Skypeを使っての交流ができればいいなと思います。生徒同士で連絡先を交換し英語を使ってやりとりをしている姿を見ると、出発前と比べて一回りも二回りもたくましくなったと感じました。

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4日目は世界遺産アユタヤでの文化学習です。とても暑い日でしたが、世界遺産として名高い寺院や離宮を見学しました。日本では見ることのできない壮大な景色にとても感動していました。その後、バンコク市内に戻り夕食をすませた後、4日間お世話になったガイドさんと運転手さんに別れを告げ、タイを後にしました。

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4日間とも猛暑(日中は38℃近くありました。)の中、参加した生徒たちはとても熱心に学習に取り組んでいました。出発前と比べると、とてもたくましくなりました。日本とは違うタイの実情を見て、感じることがたくさんあったと思います。次はこの経験をだいせんの生徒たちや様々な場所で多くの人に伝えていこうと考えています。今回のスタディツアーを無事終えることができたのも、生徒たちの頑張りの他、様々な方のお力添えがあったからだと思います。今後も国際交流を継続し、様々な生徒にこの様な体験をしてもらいたいと感じています。

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