第11回芸術鑑賞

日にち:11月22日[火]

目 的:
①東日本大震災での聴覚障がい者の体験を、映画を通して視聴し、地震に備えて何を  準備すべきか、地震がおこったときにどう行動すべきかなどを考える機会とする。
②映画制作を職業としている聴覚障がいがある先輩がいることを知り、講演を通して  自分の将来像・職業観を考える機会とする。

内 容:
映画『架け橋 きこえなかった3.11』上映
上記映画監督 今村彩子氏の講演

 地震が全国各地で続発する現状を受けて、大阪府立だいせん聴覚高等支援学校同窓会が、本校生徒の防災意識・減災意識を高めてほしいという願いから今回の映画上映・映画監督の講演を企画しました。  映画は、チラシに記載してある通り、5年前の3月11日に起こった東日本大震災で、音声情報が聴こえないために津波から逃げられるはずが逃げられなかったり、不便な避難生活を強いられたりしている現状を伝えるドキュメンタリー映画でした。  その後、その映画を作った監督の今村彩子氏の講演があり、自分たちの命を守るために、以下の3点を生徒に問いかけました。

  ○情報はすべての人に正しく迅速に伝わなければならない。そのために、私たちはどうするのか?   ○隣の家の人など地域の絆を作るために、私たちはどう動くのか?   ○すべての人が安心して過ごせる避難所とは何か?

 その日の早朝、奇しくも宮城県沖で地震が起き、津波も発生しました。また、本校は堺市の福祉避難所にも指定されています。上記の3点の問いかけも含め、生徒には、地震に備えて自分たちは何をすべきなのか、地震が起こったときに自分たちはどう行動すべきなのか、自分たちが安心して過ごせる避難所とは何なのか、などを考えるいい機会となりました。

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<映画上映> <今村彩子氏の講演>

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