11月2日(金)と11月16日(金)の2回にわたり、本科1年生から専攻科Ⅱ年生までの生徒12名で府立堺工科高等学校との共同学習を実施しました。内容は本校のある地元・堺の伝統的工芸品である『堺刃物』の製作です。堺工科高校で行っている課題研究という授業に参加する形で、堺打刃物の伝統工芸士の先生に直接ご指導いただき、刃物づくりに取り組みました。
包丁の形にプレスされた鋼材に熱処理を施し、研ぎ、銘切り(名前彫り)、柄付けまでの工程を堺工科高校の生徒とペアを組んで、一緒に協力しながら一人1本ずつの包丁をつくりました。
はじめて経験する作業や慣れない環境に、最初は緊張している様子でしたが、授業を重ねるうちに、ペアの生徒と打ち解けて話をしている姿も見られ、良い雰囲気で作業できていました。
また、工業テクノロジー科の卒業生で、2年前に堺打刃物の職人の世界に入った先輩も手伝いに来てくれました。まだ経験は浅いですが、身近な先輩の手際の良い職人技に感心したのとともに、共同学習を通して、ものづくりの楽しさや伝統文化の大切さを学ぶための良いきっかけになったと思います。