現在も、復旧作業が進められている熊本城を見学に行きました。
まずは、「わくわく座」にて、熊本城全体の構造についての映像を視聴し、担当の加治屋さんより、熊本地震での被災経験についてお話を伺いました。「2度目の揺れは予想していなかった」、「夜が明けて、熊本のシンボルである熊本城の被害状況をテレビで見てショックを受けた」、「もし昼間にお客さんがいる時に同じ規模の地震が起きたらどうしていただろうかと考える」など心に残るお話を伺いました。
熊本城は、平成28年熊本地震の際に甚大な被害を受けました。令和3年3月に天守閣が復旧しましたが、973面ある石垣のあちこちが崩れており、その復旧には長い時間と専門的な技術が必要です。加藤清正が熊本城を築城した際には、7年間かかったそうですが、地震で崩れてしまった城を全部復旧するには、今後16年間もかかるだろうとされています。
ガイドさんとともに熊本城の現在の様子を見学した生徒からは、「熊本城を見て迫力を感じ話を聞いてすごい城だと思った」、「その城が壊れるなんてどんなに恐ろしい地震だったのかがよく分かった」、「16年後完全に復旧した姿をまた見に来たい」、という感想が聞かれました。