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令和5年度 教育庁ハートフルオフィス ~企業等への就職をめざして!vol.8~

 教育庁ハートフルオフィスです。今回は「非常勤作業員へのインタビュー Part 3」と、「ソーシャルスキルトレーニング研修2」の様子、また、教育庁ハートフルオフィスの普段の業務の中から「出張業務」等についてお伝えします。

〇非常勤作業員へのインタビュー Part 3

 教育庁ハートフルオフィスで働く非常勤作業員の様子をお伝えするため、リレー方式で非常勤作業員へのインタビューを掲載しています。

 非常勤作業員 Cさんへのインタビュー

 ①教育庁ハートフルオフィスの採用試験を受けたきっかけを教えてください。

  高校3年の時の、就労に向けての面談で、教育庁ハートフルオフィスの話を聞きました。

  働きながら、次の就職に向けた研修プログラムを受けることができるということで、試験を受けようと思いました。

 ②実際に勤務してみての感想を教えてください。

  4月には作業について分からないことがたくさんありました。

  しかし、できることが増え、みんなの役に立つことができて良かったです。

 ③勤務するようになり、高校時代と比べて成長できたと思うことを教えてください。

  分からないことを学校時代よりも質問できるようになったことが、大きな変化だと思いました。

 ④これから、勤務する中でどんな力を伸ばしていきたいか教えてください。

  集中力を身につけたいです。

  また、器用さを生かせる業務に挑戦し、そこから自分に向いている作業を探し出したいです。

 ⑤今後の目標や将来の夢を教えてください。

  実習に行って、就職に向けた力を身につけたいです。

  字を綺麗に書くことが得意なので、それを生かせる仕事に就くことが目標です。

 少しずつ、できることが増えてきたという実感を持っているCさん。

 業務の中での「人の役に立てた。」という思いが、仕事のモチベーションにつながっているようです。

 パンフレットを折ったり、カードを梱包したりする作業では、持ち前の器用さを発揮して業務に励んでいます。

 他の非常勤作業員へのインタビューは、次回以降に掲載します。

〇ソーシャルスキルトレーニング研修2

(研修の様子)

 8月に実施した「ソーシャルスキルトレーニング研修1」に続いて、大阪府教育センター附属高等学校指導教諭の池田 径先生に来ていただき、10月24日(火)に「ソーシャルスキルトレーニング研修2」を実施しました。

 今回は「アンガーマネジメント」をテーマに、「怒りの温度」を考えるゲームや、気持ちを落ち着けるための「呪文(コーピングマントラ)」を取り入れながら、お話をしていただきました。

 はじめに、日常生活や仕事の中で怒りを感じ、それがストレスになることは誰にでもあることだという説明を聞きました。

 そのうえで、怒りをコントロールする方法の一つとして、「怒りを数値化する」という方法があると教えていただき、カードを使ったゲーム形式で、怒りの数値化を体験しました。

(怒りを数値化するゲームをしている様子)

 ゲームには、0から10の数字と、その数字に対応した温度計のイラストが載ったカードを使います。

 まず、4~5人で1つのグループを作り、グループの中で、お題に対して回答する順番を決めます。

 「コンビニでお弁当を買ったら、お箸が入っていなかった」等のお題に対して、回答者が「その状況に陥った時に自分が感じる怒り」の数値を決め、対応するカードを周りに見えないように伏せます。

 同じグループのメンバーは、「回答者の怒りの数値」を想像して、同じ数値だと思うカードを選びます。

 ただし、回答者以外のメンバーは、お互いの答えが被らないように、それぞれ違う数値のカードを選ばなければなりません。

 全員の答えが出そろったら、伏せられていたカードを開け、「回答者の怒りの数値」を確認します。

 まったく同じ数字を当てられた人に2点、まったく同じ数字を当てられた人がいなければ、もっとも近い数字を選んだ人に1点が入ります。

 全員が回答を3回行ったところでゲームを終了し、全員の得点を確かめます。

 このゲームを通して、同じシチュエーションでも人によって感じる怒りに違いがあることを知り、他人の気持ちを想像することを経験しました。

 ゲームが終わると、気持ちを落ち着けるための自分の「呪文(コーピングマントラ)」をそれぞれ考えました。

 その後、自分のコーピングマントラとして、「大丈夫!」や「やんな(そうだよね)」等の言葉を発表していました。

 研修を受けた非常勤作業員からは、「怒りの温度や人それぞれの感じ方、捉え方について今まで知らなかったことを学びました。」「やっぱり人の『怒り』を温度で表すと、とても分かりやすいなと思った。しかし、人の怒りを想像することは難しかった。」等の感想が出ました。

 研修を通して学んだアンガーマネジメントの方法を、教育庁ハートフルオフィスでの業務や、就職後の生活に役立てていきたいと思います。

〇出張業務

 教育庁ハートフルオフィスでは、府立学校等からの依頼を受けて、出張業務を行っています。

(出張先で封入作業を行っている様子)

 印刷や、手紙・ポスター等の封入、文書廃棄といった業務依頼をいただくことが多く、作業量によっては数日に分けて業務を行うこともあります。

 出張先近くで現地集合をすることもあり、実習や就職に向けて、公共交通機関を利用する練習にもなっています。

 他にも、府立学校から除草作業の依頼があり、出張先で作業を行いました。

 除草する範囲や、そのまま残しておくべき植物を確認したうえで作業を進めます。

手で草を抜くだけでなく、周囲の安全に気をつけながら鎌等の道具も使って除草していきます。

(出張先で除草作業をしている様子)

 指定された範囲の草を抜き、抜いた草の土を落としてゴミ袋に詰めるところまで行って、除草作業を完了しました。

(除草後の様子)

 教育庁ハートフルオフィスでは、非常勤作業員が、業務を通じて就労に必要な力を付けるためのトレーニングをしています。ただいま、教育庁、府立学校対象に、業務を募集中です。依頼をお待ちしています!

 ↓こちらをクリック↓

 https://www.osaka-c.ed.jp/pdf/heartful_office_gyomu.pdf

支援教育推進室

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