12月13日（水）・20日（水）に「支援学校10年経験者研修（第13回）」を実施しました。テーマは「授業づくり 校内の授業改善」です。校内の授業を改善していくためには、教員一人ひとりが日々、研鑽していくことはもちろんですが、時間割の編成の工夫や、外部人材の活用など広い観点から改善していくことも大切です。これらをカリキュラム・マネジメントと呼んでいます。この研修は、【理論】【実践】【検証】とステップを重ねて学んでいく『ユニット型研修』の形態で行われ、第13回の研修は、受講者が所属校での実践成果を共有する【検証】回として実施したものです。
受講者は、学校内でミドルリーダーとしての役割を担っている10年めの教員だからこそ、日々実践している授業の「授業改善」について、「カリキュラム・マネジメント」の観点から、自校の課題を明らかにし、改善に向けた取組みを行う必要があります。それらをまとめたレポートを各自持ち寄り、グループワークによる共有・協議を行いました。
研修後の受講者の振り返りレポートでは、『カリキュラム・マネジメントの各観点について改めて整理できた。実践を通して考えることで、より理解が深まった。』『10年経験者である受講者の方々との話し合いは大変質の高いものだと感じた。他の学校の事例や児童生徒の様子を聞き、思考を広げることができた。』『シラバスについて改めて考える機会となった。他教科の内容を把握するなど、俯瞰的に見て活用できるようにしていきたい。』などがありました。
１年間を通して実施する「支援学校10年経験者研修」は、令和６年1月31日（水）・2月7日（水）の第14回をもって終了となります。大阪府教育センターでは、今後も、学び続ける教員に寄り添い、よりよい研修づくりをめざしてまいります。
支援教育推進室