10月4日(金)北淀高等学校 研究授業・研究協議

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 10月4日(金)北淀高等学校において研究授業が開催されました。他校から4名の先生方も参加されて授業を観察されました。この研究授業に至るまでに事前授業を行い、授業改善に向けて次の4点、①本時のねらいや目標を明示し生徒に理解させていること、②興味や関心を高めるために視覚的教材等を効果的に活用すること、③体験活動を行うなど生徒の集中力や達成感を高めること、④生徒に答えを説明させたり考えを発表させたりするなど、を重視することを確認しました。

研究授業では、前回の復習として数直線上の2点間の距離の求め方にふれた後、平面上の2点間の距離の求め方を中心にグループ学習が行われました。授業者は、机間指導をしながら、ヒントを出すなどしっかり支援していました。黒板には例題を模造紙に書いて貼り、途中で赤く塗った直角三角形を効果的に活用することで、生徒の気付きを引き出していました。その後、班の代表から解答をその根拠も併せて聞き出しながら、まとめの説明を行いました。

グループ学習を終え、机を元に戻し、振り返りとして練習問題に取り組みました。「わかる」という実感をもち、意欲をもって前向きに授業に参加している生徒の姿が印象的でした。

 

放課後、会議室で研究協議が行われました。最初に、授業者から、授業のねらいや、工夫したこと、チャレンジしたことの説明がありました。その後、教頭先生から、事前授業と研究授業を比較しながら、ST分析の結果について解説がありました。続いて、出席者が2つのグループに分かれて研究授業について、自分も取り入れたいと思う良かった点と改善点について意見交換を行い、方向性を探ることができました。班活動で集中力が高まった、目標が絞られていてよくわかった、ヒントの赤い三角形はわかりやすかった、班討論で大人しい生徒も自分の考えを述べていたなど、評価する意見が多く出されました。

このパッケージ研修をきっかけに、教科の枠を超え学校全体で授業改善を図り、北淀高等学校の学校力の一層の向上を期待しながら、パッケージ研修を終了しました。