【研究授業】
11月28日(金)2時限目に2年生の小論文で研究授業が実施されました。
今年度も昨年度に引き続き、八尾北高等学校では管理職と授業改善プロジェクトチームを中心に「目標を明確にし、生徒たちが主体的に取り組み、達成感を持つことができる」ことを目標にして授業づくりに取り組んでいます。
今回の小論文の研究授業では、ディベートが行われました。テーマは「ソーシャルネットワークを廃止すべきである」です。ジャッジ役の生徒によるルールとテーマについての説明の後、肯定側と否定側に分かれた生徒たちによって立論、質疑、反駁、最終弁論が行われていきました。ジャッジが下されてから、教員によるフィードバックがありました。授業担当の教員は活動がスムースに進むように行き届いた配慮を行っていて、生徒が生き生きと主体的に活躍できる授業展開になっていました。このディベートを通して得た知識や思考の深まりなどを活かして、この後の授業で小論文を書くことになります。
八尾北高等学校が目標とする授業像を具現化する、充実した研究授業になっていました。
【研究協議】
12月4日(木)、会議室で研究協議が実施されました。研究授業に参加できなかった教員も、この日までに授業の様子を収めたビデオを見るかたちで多数出席しました。
指導主事によるパッケージ研修の意義の確認や研究協議の趣旨説明の後、授業担当者による振り返りが行われました。次に「今回の研究協議を見て、気づいたこと」「生徒の主体的な学習活動において配慮しなければならないこと」についてのグループ協議と各班からの発表が行われました。その協議に関係させて、指導主事がCoREF(コレフ)によるアクティブラーニングを紹介するなどし、最後に学校長がパッケージ研修の成果の活用や影響と、教員による自主的な研究授業体制の構築の大切さについてまとめの言葉を述べました。
八尾北高等学校のめざす授業を実現していくための具体的な取組が、ますます学校全体での取組へと発展していくことが伺える研究協議になりました。