11/29(月)に、阪南病院の病棟看護師の方々と阪南病院分教室の教員で、メディエーション研修を行いました。メディエーション研修とは、「仲裁で対立を解消する方法についての研修」です。子どもたちが入院生活をする病棟内では、様々な出来事が日々発生しています。「対立」がおこると、「雰囲気が悪くなる」「いじめにつながる」こともあります。対立を解消する方法は4つあり、「交渉」(ネゴシエーション)・「仲裁」(メディエーション)・「裁定」(アービトレーション)・「自然消滅」(フェードアゥェイ)です。自分がとった行動の影響に対して責任をとることは、その子どもが前に進むためにとても重要です。コミュニティで生きる上で本当の正義(責任ある行動)は、損なわれた関係性を修復することであるという考え方(修復的正義)にもとづいています。その先には仲間(ピア)によるメディエーション(仲裁)をめざせれば良いとの思いからの研修でした。阪南分教室の教員にとっても看護師の方々にとっても良い学びの時でした。