第24回 全国院内学級絵画展覧会に参加しました! 

全国院内学級絵画展覧会(主催 川崎医科大学 小児科学教室・川崎医療福祉大学 医療情報学科)(後援 岡山県教育委員会・倉敷市教育委員会 岡山県院内学級連絡協議会・公益法人岡山県文化連盟)    

院内学級に入院している子どもたちは外へ自由に行くことはできませんが、毎日意欲的に勉強し、治療に努めています。コンピュータを通じて院内学級の子どもたちの情緒面の改善や自信の回復だけでなく、日ごろの病院での制限を取り払ってくれる可能性があることを知りました。コンピュータで絵画や作曲ができたり、インターネットにより友だちと交流を深めたり、いろいろな可能性を広げることになると考えています。今年度もたくさんの学校に参加していただき、第24回目を開催いたします。本展覧会が、全国の院内学級の連携を強め、院内学級の子どもたちの交流を深めることの一助になれば幸いです。(主催者一同)

参加資格 院内学級に在籍している患児。(小中のみ)

参加資格 作品をインターネットで公開してよいこと、展示場で展示してよいことに

ど同意できること

第24回全国院内学級絵画展覧会【令和4年9月24日(土)開催】

手描部門【医療福祉デザイン学科賞】 大阪府立羽曳野支援学校 阪南病院分教室 西郷大城 小学2年 タイトル「戦艦大和」

制作中の様子

いつも創作活動に熱心で、この版画の作品の前にはミニチュアの戦艦大和を厚紙で制作していました。戦艦の歴史や、部位・構造にも詳しく、細かい部分にこだわって1つ1つ丁寧に描く様子が印象的でした。海の波をペンの蓋や筆の柄の部分を使って表現しました。自分で配色した色が、刷り紙に写し取られると完成した達成感と作る楽しさを味わうことができたようでした。

手描部門 【入選】 大阪府立羽曳野支援学校 阪南病院分教室 ペンネーム、Replicaレプリカ 中3 タイトル「Axolotl」

制作中の様子

カエルやトカゲの知識が豊富で、品種や名前の由来・飼い方の話を友だちと楽しそうにしながら制作する姿が印象的でした。ウーバールーパーの表情やエラ、前足を的確に描き、背景は水槽の中の水草を豊かに表現することができました。主役となるウーバールーパーのレイアウト、色鉛筆の配色など何度も手を止めて熟考し自分なりに工夫して完成させることができました。

世界でオンリーワンの作品です。退院しても自信をもって学校生活を過ごしていくことを祈っています。