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第34回羽曳野支援学校心身症セミナー開催   教育センター

今回で34回目となる羽曳野支援学校心身症セミナーですが、平成16年に第1回が開催され、3年後の平成19年度より年2回開催しております。コロナ禍で第31回・第33回の2回は中止にさせていただきましたが、そのすべての講演を、堺咲花病院副院長・心身診療科 村上佳津美医師にお願いしております。毎回、申し込み当日に満員に達している状況から、教育現場での不登校児童生徒に対する支援の必要性を感じています。この日も大阪府下様々な小中学校からの参加がありました。

文科省のデータによると、令和3年度、長期欠席のうち小中学校における不登校児童生徒数は24万4940人で前年度から4万8813人増となっています。不登校児童生徒への支援は通常の教育になじまない子どもたちへの教育保障の一つの在り方であり、病弱虚弱教育の原型といえます。「すべての人は学ぶことを保障されていることで、希望の中に生き、絶え間なく成長していける」、これは病気の子どもを支える未来の子ども病院プロジェクトの理念ですが、参加されているそれぞれの学校で、参加されている先生方や実践報告をしていただいた学校の様子から、現場での多様な対応を求められている困り感が伝わってきました。

講演   「不登校を伴う子どもの心身症に対する理解と対応」 村上佳津美 医師

     (堺咲花病院心身診療科)

実践報告 「学校における不登校支援」 川崎育臣 先生 (和泉市立和気小学校)

     「子ども支援委員会の教育相談システムによるチーム支援」 杉本弥生 先生

     (堺市立中百舌鳥小学校)

第35回羽曳野支援学校心身症セミナーは令和5年2月開催予定です。