8/21全校集会を行いました。

blog140823 syigyoshiki DSCN9931.JPG 8月21日に全校集会を行いました。実質的に、二学期が始まりました。
校長講話の際、今回も生徒の皆さんの理解を助けるために、一学期の終業式と同様、PCで資料を準備し、プロジェクターを使ってお話しました。アニメーション等を入れて資料を作ることは、正直、少々手間なのですが、伝える力をつけようと、生徒の皆さんに呼びかけている立場上、私も努力しないといけないとの思いもあり、今回もこういう形をとりました。


 今回のテーマは、『成長曲線(普及曲線)と閾値(しきいち)』です。
ポイントを申し上げますと、次の通りです。
人間社会には、長い努力期間をかけても、なかなか目に見えて成果が出ていないように見える事象がたくさんある。が、知識・努力の蓄積期間のあと、ある水準(閾値:しきいち)に達するとググッと大きく伸びるケースが多い。携帯電話の普及曲線やスポーツを例にとって、お話しました。
 そして、勉強も同じではないか。いろいろな知識が組みあせるようになるまでは、なかなか成績に表れないかもしれない。あらわれてもほんの少しかもしれない。だけど、それらの努力は蓄積されてゆき、やがて、一定の量・レベルを超えるとググッと伸びる。そのために必要な量・期間は、教科によっても異なるし、人によっても異なるけれど、必ずそういうタイミングが来る。だから継続して欲しい。
 継続する際には、疲れるときも、苦しいときもあるかもしれない。走り続けることが辛いときもあるかもしれない。そんな時は、『歩いてもいい、だけど、止まったらあかん。』半歩でもいい、進めてほしい。閾値は必ず越えられる。
 これが、私の伝えたいところでした。所要時間は12分でした。

 放課後、嬉しいことがありました。一人の生徒さんが、校長室をノックしました。『どうぞ、入っておいでよ。』と言うと、礼儀正しく、学年・クラスと名前を名乗った後、『今日のお話はためになりました。使われたプレゼンのファイルを頂けないでしょうか?』と言いました。もちろん、差し上げましたが、心に響いてくれた生徒さんがいたのかと思うと、とっても幸せな気持ちになりました。
 
 全校集会では、私の講話に続いて、生徒指導部長の先生と生徒自治会長からの話のあと、この夏休みに好成績をあげた美術部、陸上部、吹奏楽部、テニス部、ダンス部の皆さんの成績と賞状、トロフィー等を紹介し、終わりました。

 では、最後に、『onとoffを意識して』頑張れ 今高生!