2月29日(月) 卒業式を挙行しました。とてもいい卒業式でした。
私は、卒業生が順に一人一人名前を読み上げられ起立する際、檀上から見つめていました。皆、とてもよい表情をしていました。
私からの式辞では、『十年後の自分をイメージして歩んで欲しい。』と訴えました。少し式辞から引用させて頂きます。
『歩むと言っても自分のペースでいいと思います。人を羨む必要もありません。まだ自信が持てない自分を恥じることもありません。焦らず、自分の歩幅で、自分のペースで、ときには休み、そして勇気を持って一歩前に進んでみてください。最初うまくいかなくても、知らなくても構わない。進みつつ何度でも試みればいいし、知らなければ調べればいい。高校三年生の部活の最後の公式戦は一度だけですが、人生の公式戦は何度でも作ることができるのだから。』
『三年間、今宮高校を支えてくれてありがとう。皆さんが積み増してくれた伝統は、在校生がさらに発展させてくれると思います。
今宮高校総合学科十八期の卒業生の皆さん、卒業おめでとう。』
卒業式で感動を呼ぶのは、やはり卒業生代表による答辞と、最後を飾る卒業生全員による卒業の歌の合唱です。
彼らが選んだ歌は、『旅立ちの日に』でした。最終節を引用します。
『想い出の校舎と別れを告げ
今新たな扉を開き はるかな年月経て
つぼみから花咲かせよう つぼみから花咲かせよう』
退場するときに、ハプニングがありました。『1組起立』と司会より声がかかった直後でした。『せいの XX先生ありがとう!』『ありがとう』とクラス全員の声が響きました。それは、2組も3組もそして最後の6組まで、『X組起立』との声がかかるたびに続きました。シナリオにはなかった出来事でした。卒業生の想いを最後まで、彼らで考え彼らのやり方で表現してくれました。そして、とってもよい表情で退場していきました。ありがとう。目頭が熱くなりました。
総合学科18期生の卒業生の皆さん、本校のモットーである『磨け知性! 輝け個性!』を胸に、人生の公式戦に向け、羽ばたいてください。
では、最後に
『onとoffを意識して』頑張れ 今高生!