今高生の主張 学年発表会

blog160722a 今高生の主張_DSC03130.jpgblog160722c 今高生の主張_DSC03130.jpg 7月21日(木)3~4限に、今宮高校の伝統行事である『今高生の主張』学年発表を行いました。

 今高生の主張は、今宮高校3年生が、自身の体験や考えてきたことをじっくり振り返り、それぞれの夢や考えや決意を、2年生の終わりからこの3年生の7月までの多くの時間をかけて、blog160722b 今高生の主張_DSC03130.jpg1,000文字以上の文章にまとめたものです。文章を仕上げることにより言語力が向上することはもちろんですが、自身の内面深くに潜んでいる自分自身を探し出し、自身の夢や目標を語り、時には過去への反省・後悔を見つめ、そしてこれからの決意や思いを綴ります。

 夢、思い、決意、感謝を書き上げた文章は、まず各クラスにおいてクラス全員に向かって発表します。発表後、クラス全員による投票で各クラス2名の代表を選出します。そして、各クラス2名計12名の代表者が、多目的ホールにおいて、3年生全員と教員の前で発表します。その心の底から湧きあがってきた生の真実の声が感動を呼びます。その学年発表会が7月21日に行われました。

いくつかご紹介します。

■前向きな苦労
 部活で自分の意に沿わないポジションを指定された。ずううと、不満に思っていた。だが、ある時、『やらされている』から『やってやる』という意識に変わった。貢献してやるという気持ちになれた。殻を破った若者の姿があります。

■努力の繋がり
 自信ってなんだろう。それは、努力の積み重ねから得られるもの。自信がつくからプラス思考になれる。自信を持てた過去の自分と自信を持てなかった過去の自分を振り返り、努力の積み重ねによりプラス思考に自らを進めるとの決意を語りました。たくましくなった若者がいます。

■自信と夢
 周りとは違う進路だけれど、またこれまで言い出せなかった進路だけれど、自分が好きなことを言えるようになった。周りもわかってくれた。その夢を目ざして進むことに決めた。夢に向かって歩みはじめた若者がいます。

 この今高生の主張をリードしてこられた3年学年団の先生は、最後の講評で、『皆さんを誇りに思います。』と語っていました。私も、目頭が熱くなることが何度もありました。全体発表会では投票はしません。こんなすばらしい発表に順番は付けられませんし、付ける必要もありません。
 
 それぞれの生徒が、それぞれに背負った環境の中で、それぞれの人生の中での夢や方向性を探す苦労と喜びを語りました。今高生の主張は、今宮高校110年が育んだ今宮高校が誇るQualityの高い伝統行事です。今年も、そこには、殻を破った生徒の姿がいくつもありました。その姿は、学年発表会だけではなく、各クラスでの発表会でも数多くありました。このような発表ができる今高生を、私も誇りに思います。

 今高生の主張は、これで終わりではありません。3年生全員の文章は、冊子に印刷され、3年生全員に配布されます。印刷には時間がかかりますが、完成した際には、保護者の皆様も是非、御読みください。見違えるようなお子さまの姿が、そこに見出せると思います。

 では、最後に
『onとoffを意識して』 頑張れ 今高生!