大阪府高等学校総合学科教育研究大会

 blog161220b 教育研究大会DSC03896.JPGblog161220c 教育研究大会DSC03917.JPG12月18日(日)今宮高校において、大阪府高等学校総合学科教育研究大会を開催しました。大阪府立と大阪市立の総合学科22校が勢ぞろいし、生徒発表、各校展示、学校説明会を行いました。

 大会の中心は、各校生徒の発表です。総合学科で学ぶ生徒諸君が、キャリア教育や特色のある授業、海外体験等で、生徒自身が感じ学び成長した思いや成果を発表します。取り組む内容は、総合学科の多様さを反映してさまざまですが、自ら感じ自ら成長した姿を自分の言葉で訴え掛ける迫力は、共通していました。総合学科で学ぶ生徒諸君には、自ら学びそしてそれを表現する力が育まれていることが如実に感じられます。昨年に比べても一段と、発表のレベルが高まったと感じました。

 今宮高校は、学校設定科目『私たちが立っている場所』という上級現代文の授業で学んだことを発表しました。難しい論説文を読み解くうちに、文字の意味を深く追いかけるようになり、そしてその文章を貫く思想を感じて理解していくと、それまで難解だった文章や段落がつながってくる。異なる本の文章さえも、繋がっていたことがわかり、その大きな思想が腑に落ちてくる。そんなすばらしい体験をし、この授業から得た学ぶ力を自分の体験として話しました。素晴らしい発表でした。
 学校設定科目『私たちが立っている場所』は、毎年、教育センターから授業見学を依頼される本校の看板授業の一つです。生徒が自ら学ぶ、自ら進める授業です。

 生徒発表の中間には、大阪府の総合学科が誇る2つの部活の演技もありました。扇町総合高校の吹奏楽部による演奏と、今宮高校ダンス部による演技です。ともに、高校生レベルをはるかに超えた技量とともに、青春真っ只中の熱さが伝わるパフォーマンスでした。ともに、笑顔と溌剌さが際立っており、また、演目紹介の生徒の話が、きびきびしてしっかりしていました。表現力がすばらしい。感動ものでした。とってもいい大会でした。これら生徒の姿を、是非、中学生・保護者様に見て頂きたいと思います。

 本大会は、大阪府教育委員会と大阪市教育委員会の後援を頂戴して実施したものです。大阪府教育庁の高等学校課長様も最初から最後まで生徒発表を聞いておられました。

 写真は、上から今宮高校の発表の様子。次が、発表会場(本校多目的ホール)の様子、そして最後が、本校ダンス部の演技のFinishの様子です。

 では、最後に
『onとoffを意志して』 頑張れ 今高生!