中学部では、総合的な学習の時間で毎年続けている取組みで、SDGs講習会を学部全体で行いました。今年は子ども国連環境会議推進協会の事務局長 井澤 友郭氏 に来ていただき、講習していただきました。持続可能な開発のための目標を学びながら、カードゲームをしながら様々な体験をしました。各グループには目指すものがあり、それに向かって取り組みます。しかし、前半を終えたところで、グループの得たものを合わせた世界は、経済のみ裕福で、環境も、社会(安全や平和)もボロボロの世界。みんなで考え直して後半に向かいました。結果、経済は裕福な状態のまま、環境も社会も少し改善することができました。
生徒たちはこのゲームの中で、自ら考え、積極的に動き、チームの目標達成のために、他のチームにも見事に交渉していました。後半には、自分のチームのためだけでなく、世界のため(環境や社会の改善)に行動するチームが増えました。また、交渉がうまくいかなくても、有利な情報を他のチームに伝えるなど、チームとチームをつなぐ役割も果たしていて、学部全体が一つになって動いているのを感じました。見ているこちらがワクワクするような場面もありました。後半はゲームを振り返りながら、さらに深め、レゴで自分の作りたい世界を表現する場面も。「誰一人取り残さない」とか「みんなが幸せになる」などのキーワードで、SDGsの活動をこれからも続けていってほしいですね。