終業式2 新5000円札の津田梅子先生

終業式で新しい5000円札の津田梅子(つだ うめこ)先生のことを紹介しました。

6歳でアメリカへ行き、その後2回の留学で10年以上アメリカで過ごしました。

そのなかで日本とアメリカの女性の立場の違いを改善したいと決意し、様々な取り組みをしました。

そして、1900(明治33)年9月、今の津田塾大学のもとなる「津田英学塾」を建てました。

実は、この学校とほぼ同じ時期に大阪にも、私財をなげうって創立された学校があります。

それは「大阪盲唖院」です。中央聴覚支援学校のことです。

大阪や東京で、きこえない子どもや女性が学ぶことができるための学校が、同じ時期に建てられたというのが不思議ですね。

さて、津田先生の言葉に次のようなことばがあります。

 私たちも、目標をもって始めることがあります。

 途中で、「しんどいな」「めんどくさいな」など、思う気持ちも出てきます。

 最後まで取り組み、目標を達成するまでにはなかなか大変ですね。

 こうしたことを津田先生は言われています。

 でも、やはりがんばり抜くなかに、人間の成長もあります。

 これから、新しい5000円札に出会ったら、津田先生の顔を見て、このことばを思い出してほしいと思います。