第2回FSG集中実習研修!!~1日目~
本日は午後からスタート!
前半は研究発表交流会
FSGのそれぞれのチームで進めている研究について発表と質疑応答を行いました。
自分たちが解決したいこと(目的)と研究方法が結びついているのか?
どこが自分たちで考えたオリジナルの部分なのか?
発表したいこと,伝えなければいけないことをしっかり盛り込めているのか?足りない情報もあるんじゃないか?
などの指摘がありました。
「疲労」という話題について,2年生の科学探究で「スポーツ科学」の分野で研究している生徒から,被検者の設定をどうしているのか,気を付けている点などをアドバイスしてもらっていました。
後半は,学校の池の水質改善プロジェクトの続編!
特別講師として,小川力也先生(元大阪府高校教員,私塾『力塾』CEO)をお招きして,取組へ参考になるアドバイスをいただきました。
池のヘドロの正体,池の代謝が止まるって?,「生物」の授業で習った,または習う予定のこととつなげながら学んでいきました。では,何が原因で,どうしたらいいのか,池の循環とその科学的な根拠を考えながら探っていきました!
循環を考えることを通して,人の行動が循環を悪くしてしまっている状況があること,その循環をよい状態にもっていくためには人のアイデアと力も必要なことを学ぶことができました。
プランクトンネットや採取の仕方の説明を受ける様子
調査の様子
プランクトンネットで採取した試料
採取したヘドロを空気に触れさせて酸化させている様子
プランクトンネットで採取したプランクトンや微生物を観察する様子
採取したフナ類の稚魚
「水質保全を生物多様性の観点から考える」
小川力也先生をお招き
科学する力は遊びの中ではぐくまれること。その気持ちを忘れないで続けて欲しいこと。
「探究」とは何か?探究活動の手順についての
「池の水の浄化プロジェクト」
学校の中庭にある池の水を浄化するためのプロジェクトについて,みんなで対応策を考えていく授業を受けました。
「水が汚れるってどのような状態?」「ヘドロって?」「有害物質って何?」「代謝を阻害するって何がどのように?その解決策は?」などの問いから,みんなで理解を深めました。代謝が阻害されるから,においのある物質がたまる?原因は?生物基礎で学んだ知識と結びつけながら,原因について考えていきました。
池の生態系のこと,物質循環(炭素循環)のバランスのこと,生物が池の中でどんな代謝をしているか。循環がうまくいっている例を紹介していただき,そこから,改善策はみんなで考えるためのヒントをたくさんもらいました。
生態系の復元力を超えて人間活動によってかく乱してしまうと元の状態に戻らないということを実習を通して学んでほしいということでした。
次は池へ移動して,どんな生き物がいるのかの調査。プランクトン(浮遊生物)を観察。